ニュースレター(第16号 平成28年度上半期版)(640KB)

平成28年上半期の本学の現況について

 

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徳島大学長 野地 澄晴

 

徳島大学では、平成28年4月6日に入学式を挙行し、新たに1,362名の学部学生、547名の大学院学生をお迎えしました。

平成28年度には、これまで設置準備を進めてきた改組計画により、総合科学部及び工学部を改組し、社会科学系に特化した新しい総合科学部と理工学部及び生物資源産業学部が開設され、いよいよ新体制がスタートしました。新入生の中にはこれら3学部の第1期生が含まれています。

総合科学部は、学芸学部、教育学部から繋がる本学の社会科学系分野の要として、また、理工学部はノーベル賞受賞者を輩出した伝統ある工学部の系譜を受け継いで、生物資源産業学部はバイオインダストリーを通して社会に貢献し、新たな歴史を切り拓くことにより、それぞれに発展することを願っています。

徳島大学は、常三島キャンパスの総合科学部、理工学部、生物資源産業学部、蔵本キャンパスの医学部、歯学部、薬学部の6学部体制で、グローバルな視点を持ち、地域に貢献できる人材の育成に努めて参ります。同窓会の皆様には、引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

同窓会の活動状況

 

渭水会(総合科学部同窓会)

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理事長 毛利 久康


今年も4月6日にアスティとくしまにおいて入学式が行われ、本会も181名の新しい学生会員をお迎えし、渭水会も新たな 1ページを加えることができ、大変嬉しく思っています。特に今年度は、学部の新設に伴い、新しい総合科学部として、「国際教養」「心身健康」「公共政策」「地域創生」の4コースからなる1学科に改組が行われ、その1期生としてお迎えしたわけです。

年度を振り返りますと、先ず、6月の総会において本会の顧問でもある平井総合科学部長様から改組にいたる大学の置かれた状況を詳細にご説明いただきました。そして、7月、8月、12月、1月には、会員の親睦?互助に関する事業として、会員を主とする4つの催し物に対して助成を行いました。

また、11月には、会報第44号を発行しました。例年のように、会員の職場での活躍の様子や大学を巣立つ決意、そして最先端の研究の様子などと共に、特に今回は「徳島大学の大学改革プランと総合科学部の改組」「新?総合科学部4コースの概要」など会員の皆様に是非知っていただきたい情報も含め、51ページにわたり充実した内容になっています。 そして、3月23日には、卒業式後の学部での表彰式で、昨年度から始まりました渭水会会長賞が石井 博会長から3人(1名訪欧中で欠席)の卒業生に授与されました。

会報の内容や活動の詳細につきましては、渭水会ホ-ムページをご覧下さい。

渭水会ホームページ http://www.isuikai.jp/

 

 

青藍会(医学部医学科同窓会)

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会長 露口 勝


2016年4月14日熊本県熊本地方を震源とする震度7の「平成28年熊本地震」が発生し、その後も頻回の余震が続き熊本、大分地方において家屋の倒壊や土砂崩れにより多数の死傷者が出ました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。自衛隊をはじめ全国各地から支援活動が続いていますが、一日も早い復旧?復興を祈念しています。

さて、今期の青藍会活動ですが、平成27年度(第32回)青藍会講演会が10月29日(木曜日)18時30分より蔵本キャンパス長井記念ホールにおいて京都大学霊長類研究所 松沢哲郎教授をお迎えし、蔵本祭の一環として医学科との共催で開催されました。松沢教授は岐阜県犬山市の研究所とアフリカ(ギニア)で人間に最も近いとされているチンパンジーの観察研究を行い、人間とチンパジーの違いは「創造する力」が人間にあり、チンパンジーにはないということであると結論付けられました。当日会場には医学部学生や教員など250名の出席があり、人間とは何かという根源的なテーマについて思索を深める素晴らしい講演会となりました。

12月に定期刊行の青藍会会報86号が発刊されました。会報の内容については平成27年度の青藍会総会の事業報告、会計報告、青藍会賞受賞講演、教授就任学術講演などが詳細に報告され、上記の青藍会講演会の講演内容についても主催者や医学生から素晴らしい記事が寄せられています。その他、医学部の活動状況や全国各地の青藍会支部だより、各期の同窓会報告、会員通信、医学生の海外留学記など、160ページにわたる広範な活動記録の会報であります。

平成28年3月12日に東京の立川市で医大2期卒業の小松 眞先生(元青藍会東京支部長)の旭日双光章受賞記念祝賀会が盛大に開催されました。青藍会の会長および会員8名(徳島から3名、東京支部から5名)がお祝いに駆け付けました。小松先生は東京都医師会理事として、また日本プライマリケア学会会長として我が国の家庭医療、救急医療の整備充実に長年にわたって貢献され、総合診療の生みの親ともいわれております。

3月23日徳島大学卒業式がアスティとくしまで開かれ、引き続いて蔵本の長井記念ホールで医学部各賞授与式がありました。青藍会から医学科卒業生にお祝いとしてUSBメモリと青藍会会報86号をお送りしました。

4月6日徳島大学入学式がアスティとくしまで開催され、その後蔵本の医学部第1臨床講堂にて青藍会主催の医学科新入生歓迎会が行われました。今年の新入生は114名(うち女子39名)で、青藍会から私と石本寛子、谷 憲治,中瀧恵実子の4名の会員が参列しました。各先生方からお祝いと励ましの言葉が述べられ、新入生を代表して遠藤愛菜さんが謝意を表されました。桜の花びらが舞い散る中、新入生はみんな晴れやかな表情で、これから始まる大学生活に夢と希望がいっぱいの様子でした。

 

 

栄友会(医学部栄養学科同窓会)

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会長 津田 とみ


"栄養学科"から "医科栄養学科"に改組され3期目の新入生(栄友会第53期生)を迎えました。同窓会としては53年前の栄養学科創設時から連続したもので「栄養学科/医科栄養学科同窓会?栄友会」と、改組により文字数が長くなってしまうのですが、短くは従来どおり「栄友会」と呼ぶことにしています。私たちの栄友会では、新入一年生を入学時に同窓会新会員として迎えています。7月には本年度の定期総会及び同日開催の"卒業生による講演会"を開催予定で、7月9日開催に向け現在準備を進めています。

私たち栄友会では、徳島での本部と並んで4つの支部を持ち(東日本支部、関西支部、香川県支部、九州?山口県支部)、広く全国をカバーしています。年齢差の壁を越え、先輩後輩のネットワークを張り巡らしています。多くの会員が、医学部の栄養学科卒業生としてのユニークな資質を生かし、広い分野で責任のある立場につき、高い評価を得る活躍をしています。活躍の場は国内に限らず、国際協力機構JICA国際協力総合研究所(国際栄養分野)の力丸徹氏(院7期)、青年海外協力隊でボツワナでの活躍を体験された梅村(鬼塚)朱美氏(39期)など国境をも越えています。

今年に入っての栄友会会員に関する嬉しいニュースとしましては、今年3月の第31回日本静脈経腸栄養学会で疾患治療栄養学分野の安井苑子氏(38期)が平成27年度 Nutri young investigator award を受賞しています。またつい最近(4月11日)開催されました"変わる徳島大学?徳島大学学部新設改組及び新研究所等設置記念式典"では、5期生であります田中啓二東京都医学総合研究所所長が記念講演会の招待講演者として招かれています。

栄友会は、徳島大学同窓会連合会のメンバーとしては決して大きな集団ではありませんが、新しい時代に向けた"変わる徳島大学"をささえる同窓会連合会の一員としてユニークさを維持しつつ実りある同窓会活動を維持してまいります。

今後とも医学部医科栄養学科ならびに栄友会にご指導ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

睦眉会(医学部保健学科同窓会)

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会長 河田 明男


医学部保健学科同窓会「睦眉会」は平成28年4月1日現在6,633名の会員を擁する医療技術者(看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、助産師)で構成する同窓会であります。平成8年に発足し20年目を迎えます。当会は名誉会長(保健学科長)の他、会長1、副会長4、理事21、監事2名の陣容で運営されております。

活動としては、総会(年1回)、講演会(2年毎)、会誌発行(年1回)、役員会(年数回)、名簿発刊(5年毎)、入学?卒業式参列、医学部各賞授与式参列、新入生歓迎昼食会開催、同窓会連合会出席、卒業?修了記念品贈呈等々を挙げることが出来ます。会の責務は卒業生と在学生を繋ぐ役割、会員相互の親睦の増進等が挙げられます。各位におかれましては当会の活動趣旨をご理解いただき、各種行事への尚一層の御協力を賜りたく存じます。

現代において職業の発展には「教育」が不可欠であります。医学の世界では、確立された教育こそが安心?安全を担保し、業務を推進する原動力となるのです。大学内での教育、卒後教育、一般社会人を対象とする教育の更なる展開が求められていますことは、広く周知の事実であります。現代日本では、高度な倫理観に裏付けされた優秀な医療技術者の活躍を期待しています。この期待に応えるには「大学院?博士課程」の教育は時宜を得たものであります。

他方身近な事象としては、競争と淘汰の時代に突入した事が挙げられます。平成24年3月末、徳島文理大学が看護師を輩出、25年3月末、四国大学が看護師を輩出、更に28年3月末に徳島文理大学が診療放射線技師を輩出しました。徳島県における看護師、診療放射線技師の分野はまさに競争の時代に移りました。しかし徳島大学の強みは「医学部?医学科」の存在にあります。基礎と臨床のプロ、エキスパートによる実践教育の推進においては他の追随を許さないと自負する処です。各分野に学ぶ学生諸君は自信を持って勉学に実習に励んでいただきたいと存じます。

睦眉会はその理念に謳う「保健医療の向上に寄与していくことを目的とする」事を、在学生の日常生活の一端を物心両面でサポートしていく事で実現していこうと考えて活動を継続しております。

 

 

蔵歯会(歯学部同窓会)

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会長 薦田 淳司


平成28年3月に、本学歯学部歯学科を34期生37名、歯学部口腔保健学科を6期生13名が卒業し、この蔵歯会に入会いたしました。卒業生の合計は1,924名になりました。なかでも、学内に7名、学外では岡山大学に2名、高知大学、鶴見大学、大阪大学、昭和大学、獨協大学、北里大学、新潟大学にそれぞれ1名の計16名が教授として活躍しています。また各地の大学で准教授、講師等として、行政職等で多くの同窓生が活躍しています。また、卒業生の4割を越える人が開業医として地域に貢献しています。

蔵歯会は平成2年に創立され、本部では、庶務?渉外、広報、福利厚生、学術、会計の担当部署があり、定期評議員会、総会、支部長会議を4月に開催し、毎年会報誌を発行し、2年に1回会員名簿を作成しています。会員の慶弔時には電報?花輪等を送り、災害時には見舞金を支給しています。ホームページ http://www.tokudai-d.net も開設しており、本部以外に関東、静岡、東海、北陸、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、愛媛、高知、徳島の14支部と大学支部があります。

また、歯学部と共同で毎年12月に進学?就職ガイダンスを開催し、卒後10年ほど経て活躍されている卒業生と卒後間もない臨床研修中の卒業生による講演会を開き、歯学部生が進路を決めていくうえで必要な情報を提供しています。4月の総会の後には、歯学科6年次と口腔保健学科4年次の学生を招いて支部説明会と懇親会を開催し、支部における歯科の状況を説明したり、進路相談を受けたりしています。

 

 

薬友会(薬学部同窓会)

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会長 鳥取 桂


平成24年度から4期に渡り会長職を務められた山下修司様の後を引き継ぐことになりました。力不足ですが、薬友会発展に向けて努力致しますので、引き続き皆さまのご協力をお願い申し上げます。

薬友会は薬学部卒業生、在校生および教職員等により構成されており、5月には全会員4,238名(平成28年4月現在)に向けて「薬友会誌」(第14号)の発行?送付を予定しています。薬友会誌は隔年に発行しており、薬友会支部だより、クラス会便りのほか、前回の発行から2年間の薬学部での出来事をまとめており、楽しく貴重な情報が満載ですので、ぜひご覧頂きたくお願い申し上げます。

また、徳島大学薬学部では年に2回「徳島大学薬学部卒後教育公開講座」を長井記念ホールで開催しており、薬友会はこの活動を後援しています。前回は、平成27年11月28日に第41回卒後教育公開講座を開き、九州大学大学院薬学研究院臨床育薬学分野?准教授、臨床薬学教育センター?副センター長の島添隆雄先生に「節薬バッグ運動のスタート、展開、そしてこれから」という演題でご講演を頂きました。次回は、平成28年5月28日午後2時から「新しい医療制度の理解と具体化に向けて ~患者のための『かかりつけ薬局』を患者、薬局、行政の立場から考える~」というテーマで開催いたします。多くの卒業生の皆さまのご来場をお待ちしています。

平成28年1月21日に開催された平成27年度の薬友会役員会では、役員改選のほか、収支決算および薬友会会則の一部改訂が承認されました。また、活動の活性化を図ることを目的とした薬友会会員への寄付の依頼も承認されました。5月発行の薬友会誌で詳細をご確認の上、ぜひご協力頂けますようお願い申し上げます。

平成28年3月23日には卒業式が行われ、卒業?修了生87名が新たに薬友会会員として加わりました。日本各地そして世界で活躍する薬友会会員の皆さまのご活躍をお祈りするとともに、在校生や大学と卒業生を結ぶ薬友会として、これからも皆さまのご指導ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

工業会(工学部同窓会)

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理事長 内藤 修身


工業会々員の皆様には、益々ご健勝にして、様々な分野でご活躍のこととお慶び申し上げます。

本年3月23日に母校の卒業式、修了式が挙行され、学部生81名、大学院修士(博士前期)課程324名、大院博士(博士後期)課程14名の方々が、めでたく御卒業?御修了され、工業会の正会員となりました。

また、4月6日には学部再編後初めての入学式が挙行され、理工学部605名と生物資源産業学部の101名の新入生を工業会準会員として迎え入れました。

なおご承知のとおり、今春、工学部は生物工学科を除く既存6学科と総合科学部の総合理数学科を加えて「理工学部」に改組されるとともに、工学部生物工学科が母体となって「生物資源産業学部」が新設さました。

学部再編に伴い、工業会としても、そのあり方や運営方法について昨年度一年間かけて検討を重ねた結果、伝統ある「徳島大学工業会」をそのまま継承することとし、これに新しく「理工学部」と「生物資源産業学部」の学生、教職員を加えた体制に移行することになったものです。

さて、27年度の事業概要ですが、例年どおり5月に支部長会議、総会を開催し、総会後の記念講演では、四国財務局徳島財務事務所の吉川所長様から「日本経済の現状と課題」と題して、日本経済の再生に向けた示唆に富んだご講話を頂きました。翌日のホームカミングデイには、約50名の方々が参加され、各学科の教育?研究活動の紹介などに聞き入り、キャンパスツアーを楽しみました。また、9月1日には、会報(第61号)30,700部も発行致しました。

また、本年2月5日には、工業会館において、一昨年ノーベル物理学賞を受賞された中村修二博士の「レリーフ像」の除幕式が盛大に執り行われました。これは中村氏の栄誉を讃えるとともに、徳島大学の一層の飛躍とプレゼンスの向上等を祈念して設置されたものです。

平成28年度に入り、4月15日に理事会が開催され、平成27年度の事業報告?決算報告そして平成28年度の役員案、事業計画案、予算案、工業会会則等が審議されました。5月14日には支部長会議、平成28年度総会、翌日の5月15日にはホームカミングデイが開催されました。

今年も、会員の皆様方の近況やご活躍にまつわる多くのニュースが届くことを願っているところです。

 

 

六一会(大学開放実践センター同窓会)

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会長 佐々木 隆


平素は六一会の運営にご支援をいただき感謝いたします。

大学開放実践センター同窓会組織「六一会」は昭和61年大学開放実践センター創立と同時に設立されました。生涯教育の推進と地域社会に貢献することを目的に活動をしています。

今年は結成30周年という大きな節目を迎え、過去の活動をどのように財産として残しさらにどのように継続発展できるかという大きな課題を抱えています。

今30周年記念誌の作成に理事会一同、汗を流していますが大学及び大学開放実践センターの職員の皆さんのご協力、ご支援に深く感謝申し上げます。

今年度も全力投球で多くの課題と取り組み、会員の拡大をはじめ多くの成果を生んでいます。

講演会は2月、田中俊夫先生から健康寿命について講演をいただきました。県医師会の糖尿病対策委員でもある先生は県民が全体でさらにあと1,000歩多く毎日歩くことを力説されています。

7月、同窓会連合の一員であることを重視し渭水会毛利理事長を講演会にお招きします。

「ご縁に生かされて 生きている」-渭水の地にやってきた歌好きの海の男-

わくわくするタイトルの講演会に思いを馳せています。

各同好会は今まで以上に活性化され大きな成果を生んでいます。

英会話倶楽部はA2レベル「日常会話」を目指して学習しています。日頃の仲間のトピックを英文で作成する喜びまた参照する楽しみがあります。会員においては過去に英会話を習得した方も少なくなく発展が期待されています。

中国語研究会が間もなくスタートします。今、グローバリゼーションにどう向き合うか問われています。

読書倶楽部は読書を続ける事がやがてあるとき人生を大きく舵取り、そこに深い意味を与えてくれる橋本努氏の読書の目的は大いに参考になります。それぞれ部員の読書における目的は素晴らしいものがあります。

美術館倶楽部は神戸香雪美術館等を訪ね日本や東洋の古美術の色彩の美しさ、描写の繊細さや万博公園内国立美術館を訪ね世界の人々の歴史美術を堪能しています。

新しい会員が積極的に参加する雰囲気が醸成され益々期待されています。

各同好会は活発でそれぞれ成果を生んでおり新会員加入の原動力となっています。

私達、六一会の会員の多くは厳しい仕事を終えて人生の黄金期と言われている方が多くその期待に応えていくことが会運営の喜びでもあります。これからの人口減少社会ではアクテイヴシニアの活動が求められています。すでに取り組んでいる南佐古4番町にある蜂須賀家、万年山墓所での清掃活動に参加しています。全ての活動は大きな共感となって私たちの胸に響くものがあります。

六一会は創立30周年を迎えます。これまでの活動を記念誌に反映することになりました。学長をはじめ関係者のご協力に心より感謝を申し上げます。

 

 

卒業生紹介(ニュースレター)

各界でご活躍される卒業生をご紹介します。

 

渭水会

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くすのき しげのり


 

教育学部中学校教員養成課程 1984年卒業

児童文学作家

 

日本児童文芸家協会評議員

日本童謡協会会員

徳島児童文学会会長

はるかぜ絵本の会代表

四国大学文学部非常勤講師(絵本?児童文学創作)

徳島大学総合科学部非常勤講師(道徳教育)

 

(略歴)

1984年 教育学部中学校教員養成課程卒業
1985年 徳島大学専攻科 教育専攻科修了
1986年 小学校教諭として教壇に立つ
1998年 鳴門教育大学大学院修了
2002年 鳴門市立図書館副館長に就任
2011年 退職 オフィスKUSUNOKI設立
2011年 第7回阿波文化創造賞受賞
2016年 第8回とくしま芸術文化賞受賞

 

(主な著作)

『おこだでませんように』(2008年 小学館)

『今日からはじめる道徳教育』(2008年 東洋館出版社)

『ふくびき』(2010年 小学館)

『ともだちやもんな、ぼくら』(2011年 えほんの杜)

『ええところ』(2012年 学研マーケティング)

『メガネをかけたら』(2012年 小学館)

『ライジング父サン』(2013年 フレーベル館)

『ぼくのジィちゃん』(2015年 佼成出版)

『Lifeライフ』(2015年 瑞雲舎)

『いちねんせいの1年間』シリーズ全6巻(2015年? 講談社)

『すこやかな心を育む絵本』シリーズ全12巻(2015年? 廣済堂あかつき)

など、日本および海外にて多数

 

(主な受賞)

1987年 第1回茶道創作童話コンテスト入賞
1989年 第3回毎日童謡賞優秀賞
1990年 第17回広島平和音楽祭入賞
1990年 第2回国際少年少女合唱祭テーマソング最優秀賞
1993年 第6回児童文芸家協会創作コンクール優秀賞
1995年 第5回新美南吉童話賞入賞
2001年 第2回キッズエクスプレス21創作絵本コンテスト大賞
2001年 第11回キッズエクスプレス21創作絵本コンテスト産経新聞社賞
2011年 第16回日教弘教育賞優良賞(個人部門)
2011年 第2回JBBY(国際児童図書評議会)賞バリアフリー部門賞
2012年 第3回ようちえん絵本大賞 大賞及び特別賞
 など、多数

 

1961年生まれ。鳴門市在住。徳島大学教育学部卒業、徳島大学専攻科修了、鳴門教育大学大学院修了。「心豊かに生きる」をテーマに、大学在学中より始めた創作童話?絵本?詩?童謡など児童文学の創作活動と小学校の教育現場における「徳育」を中心とした教育活動を続ける。鳴門市立図書館副館長在職中には、民間との(協働)運営をはじめ、全国に先駆けた公立図書館における数々の改革や読書活動の推進に携わる。

2011年3月、50歳を前に退職し、4月にオフィスKUSUNOKIを設立。児童文学作品を中心とする様々なジャンルの作品の創作活動と講演活動を本格的にスタート。

青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定された『おこだでませんように』『メガネをかけたら』(ともに小学館)、氏のホームページのキャラクターにもなっている『もぐらのサンディ』シリーズ(岩崎書店)をはじめ、出版された作品は100冊以上。海外で出版されている著作も多い。現在、新作約30冊を出版準備中。

オフィシャルHP http://www.kusunokishigenori.jp

 

青藍会

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濵脇 純一 はまわき じゅんいち


 

医学部医学科 昭和41年3月卒業

医療法人社団おると会 理事長

 

(経歴)

昭和41年3月 徳島大学医学部医学科卒業
昭和42年3月 インターン終了
昭和46年3月 徳島大学医学部整形外科大学院博士課程修了
昭和46年4月 徳島県立中央病院
昭和47年9月 カナダ トロント大学医学部付属病院整形外科留学
昭和48年9月 坂出回生病院
昭和49年10月 広島東洋マツダ病院
昭和53年1月 浜脇整形外科病院開設 院長、理事長
平成25年4月 広医療法人社団おると会 理事長

 

(主な役職)

平成15年4月 全日本病院協会 理事
平成17年4月~平成27年5月 全日本病院協会 常任理事
平成11年6月~ 広島県医療法人協会 理事
平成21年5月~ 広島県病院協会 常任理事
平成24年4月~ 広島県体育協会 副会長
平成18年4月~ 徳島大学医学部臨床教授(称号付与)

 

(受賞歴)
平成23年10月 文部科学大臣表彰
平成24年11月 旭日双光章
平成25年 1月 公益財団法人広島市スポーツ協会表彰

 

昭和53年1月に整形外科単科病院として開院。現在160床。当初より脊椎?脊髄外科、外傷外科、リウマチ?関節外科、スポーツ整形外科の専門医を揃えた整形外科専門総合病院を目指してきた。整形外科医師13名、麻酔医師4名、内科医師1名。高齢化が進んでハイリスクの患者が多く、内科医師の常勤と総合病院との密な連携が不可欠である。

手術症例は年間1,800~2,000例、救急車900台、病院は広島市中心部(市役所前)にあって入院と急患を、800m離れたクリニック?リハビリセンターで一般外来?術後リハビリと病診分離している。

学生時代(昭和40年)熱帯医学踏査隊を編成し、当時の学長 児玉桂三先生の御支援もあって、他人様に寄附を仰いでインド?ネパール?タイ???など東南アジアを歴訪し、整形外科医になってカナダのファンドでトロント大学医学部付属病院整形外科へ留学(昭和47年)させてもらった。いつかはこの恩返しを???と強い思いで過ごしてきた。

開院10周年記念を機に発展途上国の中国?インドネシアから医師留学生を受け入れ当院で臨床研修を行っている。中国は10年余り続け,インドネシアは現在も続けている。

日本も先輩諸兄が戦前戦後、欧米へ留学?庇護されて現在の日本の医学?医療の礎を築いた。インドネシア?マカッサル市のハサヌディン大学医学部整形外科の初代?第二代教授も当院で研修され、多くの整形外科医師達が母国で活躍し、花を咲かせてくれるのが楽しみである。

広島は、広島東洋カープやサンフレッチェのプロチームを初め、スポーツの盛んなスポーツ王国である。私は学生時代剣道(5段)に明け暮れたが、広島ではハンドボールナショナルチームのチームドクターを10年間努めた関係で、広島市ハンドボール協会会長(H4.4.1~H15.3.31)や広島県ハンドボール協会会長(H15.4.1~H27.3.31)を務めさせていただき,平成27年4月からは広島県ハンドボール協会名誉会長となった。また、広島県ドッジボール協会会長(H5.4.1~)や広島県及び広島市なぎなた連盟会長(H18.4~H26.3)を務めさせていただいた。現在は、広島県体育協会副会長を務め、地場の競技団体をメディカルサポートしている。

喜寿を前に毎朝5時から1時間のウォーキング(27年間)、広島ロータリークラブ連続出席(37年間)、日記帳(40年間)は続けたい。

5年以内にゴルフのエイジシュートを目指している。

 

 

栄友会

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辻 明彦 つじ あきひこ


 

徳島大学大学院栄養学研究科修士課程 昭和53年3月修了

徳島大学生物資源産業学部教授 兼 同学部長

専門分野:生化学、酵素化学

 

(略歴)

昭和57年 長崎大学医学部助手
昭和60年 国立精神神経センター神経研究所流動研究員
昭和63年 米国ミシガン大学医学部研究員
平成元年 徳島大学工学部助教授
平成16年 徳島大学工学部教授
平成28年 徳島大学生物資源産業学部教授 兼 同学部長

 

今春新設されました徳島大学生物資源産業学部の初代学部長になりました辻明彦教授は、昭和51年に長崎大学水産学部水産学科を卒業された後、徳島大学大学院栄養学研究科に入学し、酵素化学を学ばれ昭和53年栄養学研究科修士課程を修了されました(院9期生)。その後、昭和57年に医学博士(徳島大学)を取得、長崎大学医学部、国立精神神経センター神経研究所および米国ミシガン大学医学部で勤務された後、徳島大学工学部助教授を経て平成16年に同教授に就任されました。ご専門は酵素化学で、細胞増殖分化の制御におけるプロプロテインコンベルターゼの役割、植物プロテアーゼの構造と機能、動物セルラーゼの構造と応用などの研究において数多くの論文発表、著書執筆をされています。日本生物工学会では、理事および西日本支部長も歴任されています。また平成27年には日本蛋白質科学会の第15回年会を、年会長として徳島市にて成功裏に開催しましたことは私たちの記憶にもまだ新しいものです。

多忙な毎日、バイオテクノロジーを活用した作物、家畜、藻類の品種改良や、植物工場による生産、生物資源の機能食品や創薬への応用研究など幅広い視点からの研究によって新たな産業を創出し、経済の活性化に貢献することが出来る徳島大学発の人材の育成をめざしてますますご活躍のご様子です。

 

 

睦眉会

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舩戸 豊子 ふなと とよこ


 

徳島大学医学部附属助産婦学校 昭和47年卒業

元徳島大学病院看護師長

一般社団法人徳島県助産師会監事

舩戸助産所所長

 

昭和47年に徳島大学医学部附属助産婦学校をご卒業後、徳島大学病院に就職されました。分娩部で助産師として、また、小児科外来?小児科病棟、周産母子センターで看護師長として勤務され、多くの助産学生?看護学生の臨床実習指導にも力を注いでくださいました。

徳島大学病院にNICUの後方病床(GCU)、母体?胎児集中治療管理室(MFICU)が新設され、県内唯一の総合周産期母子医療センターが開設される際には、その立ち上げにご尽力されました。また、周産期からの虐待1次予防システム作りや院内助産システム開設準備など、病院内の様々なシステムの基盤整備にも取り組まれました。

退職後は、舩戸助産所を開設し、訪問による助産業務を中心に地域の母子の支援を行うとともに、徳島県助産師会の監事としてご活躍されています。

このような長年のご功績が評価され、平成25年3月には、第41回医療功労賞の全国表彰並びに厚生労働大臣賞を受賞されました。

 

 

蔵歯会

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重本 修伺 しげもと しゅうじ


 

鶴見大学歯学部 クラウンブリッジ補綴学講座 講師

 

平成 8年4月 徳島大学歯学部附属病院医員
平成 9年7月 徳島大学歯学部助手(第2補綴学講座)
平成12年4月 Zurich大学 歯学部顎機能障害講座 Visiting fellow
平成14年4月 徳島大学歯学部助手(第2補綴学講座)
平成16年4月 徳島大学大学院HBS研究部助手(咬合管理学)
平成19年4月 徳島大学大学院HBS研究部助教(咬合管理学)
平成26年4月 徳島大学大学院医歯薬学研究部助教(顎機能咬合再建学)
平成26年4月 鶴見大学歯学部臨床教授(非常勤:クラウンブリッジ補綴学)
平成28年4月 現職

 

重本修伺氏は、徳島大学歯学部歯学科を平成4年3月に卒業後、徳島大学大学院歯学研究科に進学され「ブラキシズム解析用顎運動測定器の開発」で博士(歯学)の学位を取得されました。大学院での研究は徳島大学(康楽賞)および所属学会(日本補綴学会奨励論文賞)において高く評価され、大学院修了後も研究を継続し、留学先のスイス チューリヒ大学では、光学式顎運動測定器の開発プロジェクトに参加し測定器に採用されたDigital Signal Processor (DSP)の信号処理プログラムの開発を担当し試作器の完成に貢献されました。帰国後は、研究代表者および分担者として研究費の交付を受け、臨床、教育業務とのバランスをとりながら精力的に咬合?顎口腔機能に関する研究に携われてきました。また、日本補綴歯科学会指導医として、専門的な治療を実践するとともに臨床実習生や研修医(卒後研修主任)の指導にも熱心に取り組んでこられました。本年4月からは鶴見大学歯学部クラウンブリッジ補綴学講座(現職)に異動され自身の新老虎机平台を発展させる「次世代歯科用CAD/CAMシステム開発プロジェクト」を立ち上げ中心的な役割を担われています。

 

 

薬友会

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徳元 俊弘 とくもと としひろ


 

大塚製薬(株)常務執行役員徳島本部長

 

昭和56年 徳島大学大学院薬学研究科修士課程修了、大塚製薬(株)徳島工場入社
平成 元年 徳島ワジキ工場 工場長
平成 6年 広東大塚製薬有限公司の設立に当たる
平成12年 大塚製薬(株)徳島本部品質保証部部長
平成14年 大塚製薬(株)生産本部品質保証部部長
平成18年 大塚製薬(株)生産本部執行役員
平成22年 大塚食品(株)常務取締役
平成26年 大塚製薬(株)常務執行役員

 

徳元氏は昭和56年に大学院修士課程を修了後大塚製薬に入社され、平成元年から徳島県鷲敷町(現:那賀町)に移り、大塚製薬徳島ワジキ工場の建設に取り組まれました。現在、徳島ワジキ工場と聞くと徳島県民が思い浮かべるのは夏の野外コンサート(平成2年より開催、エキサイティング?サマー?イン?ワジキ)であり、また徳島ワジキ工場が"自然環境や地域社会と融和するファクトリーパーク"として県南の観光地の一つになっています。

これらのことは、徳元氏が工場建設に当たり、『フェンスもなく開かれた公園工場をイメージし創り、地域社会に溶け込む事』を主眼とされたことと無縁ではないと思われます。

その後徳元氏は平成6年から6年間、広東大塚製薬有限公司の設立と運営に尽力されました。在職中の平成9年に、香港の英国統治から中国統治への返還を経験され、現在も変わって行く香港へ強い思いを寄せておられるそうです。

徳元氏は平成22年から5年間大塚食品へ、また平成26年からは大塚製薬に再入社し、中国での勤務を合わせるとこれまで3つの会社で活躍をされてきましたが、徳元氏はその経験から、"良い会社"とは社会的責任を果たしている会社であり、そのような会社のみが継続し世の中で存続させてもらえるものだと感じておられるそうです。徳元氏の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

 

 

工業会

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大久保 彰 おおくぼ あきら


 

工学部応用化学科 昭和59年卒業

大学院工学研究科物質工学専攻 平成6年博士後期課程修了

富田製薬株式会社 執行役員 知財?法務部 部長

 

昭和59年4月 富田製薬株式会社入社 研究部研究員
平成7年 同社研究部 主任研究員
平成14年 同社研究部 課長
平成18年 同社研究開発部 部長
平成23年 同社知財?法務部 部長
平成26年 同社執行役員 知財?法務部 部長

 

大久保氏は富田製薬(株)入社後、研究部における無機系吸着剤の研究開発において、粘土鉱物等の無機化合物へのリン酸イオンのイオン交換特性を中心に、無機化合物の表面特性評価を主とする研究に従事され、その成果を液晶精製剤を初めとする工業用ならびに医療用吸着剤の開発へと展開されました。その後、平成23年4月に研究開発部門にあった知財管理部門を「知財?法務部」として独立させ、オープンイノベーションの時代の中で知的財産権は不可欠であり、事業活動における知的財産権の位置付けが重要とのお考えから、現在、同社各部門との連携により、「事業戦略?研究開発戦略?知財戦略」を三位一体とする業務を推進されています。

一方で、大久保氏は平成21年~22年に徳島化学工学懇話会の会長、さらに同懇話会の現理事を務められ、平成24年には公益社団法人化学工学会創立75周年記念功労者表彰を受賞されています。また、平成28年度からは徳島大学工業会の理事に就任され、産学の発展に多大なご貢献をされています。

徳島大学同窓会連合会ニュースレター第16号

発行日: 平成28年5月27日

編集: 徳島大学同窓会連合会事務局

連絡先: 〒770-8501
徳島市新蔵町2丁目24番地
国立大学法人徳島大学総務部総務課
TEL 088-656-7006

最終更新日:2016年6月1日

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