ニュースレター(第23号 新老虎机平台元年度下半期版)(PDF 2.36MB)

徳島大学創立70周年記念事業にご協力いただき、ありがとうございました。

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徳島大学長 野地 澄晴

 同窓会の皆様におかれましては、日頃より徳島大学の活動をご支援いただきまして、誠にありがとうございます。本年度は、徳島大学創立70周年を記念いたしまして、様々な事業を行ってまいりました。特に、11月2日には、ホームカミングデーを開催し、事務局主催のオープニングセレモニー及び記念講演会には、多くの同窓生の皆様を含め約100名の方々にご参加をいただきました。また、11月3日には、本学医学部の西良教授とアルピニストの野口健氏による記念講演会を開催しました。この講演会には、1,000名を超える応募があり、抽選に当選した方約400名の方々にご参加いただきました。その後、記念式典を開催いたしました。こちらには、関係者約200名の方にご臨席を賜りました。同窓会からも、多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。式典では、ご来賓としてご出席いただきました飯泉全国知事会長?徳島県知事ほか、多くの方からご祝辞をいただきました。また、本学の教育?研究の発展に多大な御貢献をいただきました個人ならびに法人?団体の皆様へ感謝状を贈呈させていただきました。
 また、皆様に御寄附をお願いしたところ、多くの同窓生からご支援をいただき、誠にありがとうございました。徳島大学の発展のため、有効に利用させていただき、後ほど、事業成果などを報告させていただきます。なお、次項にホームカミングデーや記念式典の写真を掲載いたします。
 最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、挨拶にさせていただきます。

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         徳島大学創立70周年記念ホームカミングデー(2019年11月2日開催)

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         徳島大学創立70周年記念式典?祝賀会(2019年11月3日開催)

同窓会の活動状況

渭水会(総合科学部同窓会)

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 会長 濱尾 巧久 はまお よしひさ


 初めに、徳島大学創立70周年記念事業に対し、会員各位から頂戴致しました多くのご厚情に対し心よりお礼申し上げます。
 渭水会では、去る11月2日、常三島けやきホールにて、初の「ホームカミングデー」を開催いたしましたところ、大勢のご参加?ご来場をいただき、盛会に終えることができました。誠にありがとうございました。
 ホームカミングデーでは、総合科学部社会総合科学科地域創生コースの桑原恵教授、佐原理准教授、塚本章宏准教授のご協力をいただき、「総合科学部キャンパスデジタルアーカイブ」と銘打った展示を行いました。師範学校時代から学芸学部、教育学部、総合科学部と140年余に渡るキャンパスの変遷を振り返る貴重な古写真を展示。オープニングセレモニーでは、渭水会ゆかりの音楽家で特別編成された弦楽四重奏団「ISUIカルテット」の演奏や、佐原理准教授制作の記念動画「STORIES —古写真で振り返る総合科学部-」の上映も行われました。また、「懐かしい生協で同窓会を!」という「同窓会in学食」にも、昼の部?夜の部合わせて100名近くのご参加をいただきました。会場のあちこちで咲いた笑顔、つきない思い出話……青春時代にもどった気分で、楽しいひとときを過ごしていただきました。
 研修?講演会などの会員の活動への助成、会報の発行、渭水会会長賞の授与などの事業も例年とおり行い、充実した一年となりました。会報の内容や活動の詳細につきましては、渭水会Webサイトをご覧下さい。

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     写真にまつわるエピソード       ISUIカルテットによる記念演奏
     情報の聞き取り調査も行われました

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    「同窓会in学食」のもよう

  渭水会ホームページ http://www.isuikai.jp/


青藍会(医学部医学科同窓会)

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 会長 櫻井 えつ さくらい えつ


 今年もまた猛暑?集中豪雨?大型台風と自然の脅威にさらされた半年でした。昨年に続き被害にあわれた方々にお見舞い申し上げるとともに一日も早く復興されることをお祈りいたします。
  さて、今期の青藍会の動きを時系列的にご報告いたします。
 6月には、会報記事のホームページへの移行により少しスリムになった青藍会報93号を発刊しました。広告?寄付など暖かい支援の中で、引継ぎ94号発刊の準備に入っております。
 7月15日の海の日に、青藍会総会評議員会を開催しました。事業報告?収支決算報告?事業計画?予算などが承認された後、東京?近畿?岡山?愛媛?兵庫?九州?香川(丸亀)の各支部から活動状況報告がありました。それぞれの地で同窓会員の親睦の輪が広がっていることをうかがい知ることができました。その後、昼食をかねての懇親会をはさみ、午後より四国こどもとおとなの医療センター循環器内科の原知也先生(56期)に青藍会賞の表彰と受賞講演がありました。引き続き、新潟大学の堀井新教授(35期)?広島大学の志馬伸明教授(34期)?徳島大学国際センターの内藤毅特任教授(27期)による学術講演が行われ、盛会裏に終了しました。
 11月2日に、徳島大学70周年記念事業の一環としての青藍会講演会を開催しました。例年の蔵本祭では医学部医学科との共催でしたが、今回は保健学科の同窓会である睦眉会も共催でした。講師には名古屋医療センター院長?本年度日本内科学会会頭の長谷川好規先生(26期)をお招きいたしました。テーマは「徳島大学での学びと現在の私~呼吸器病研究へのいざない~」で座長は呼吸器?膠原病内科学教授の西岡安彦先生(34期)が務められました。ご自分の歴史を交えられながらの和やかなご講演で、呼吸器疾患理解の整理と人の繋がりの大切さが頭と心に残りました。同期の先生たちからのユーモアたっぷりの質問などあり、これぞ本来の同窓会のあるべき姿と認識を改めて深く感じました。
 11月2日にはホームカミングデーに合わせていくつかのクラス同窓会(同期会)が開かれましたが、突出していたのが「アラかん同窓会」です。還暦相当の前後6学年(26期から31期まで)の合同の会で、長谷川好規先生も参加され青春に戻られていたようです。このような縦のつながりの連携プレーで青藍会は盛り上がっていくことが期待されます。
 11月16日に、待望の北海道支部が誕生しました。猛吹雪の情報の中でしたが、徳島から丹黒教授はじめ3名で参加させていただき、遠く離れた地でご家族を交えての暖かい船出ができました。
 今期、香川(丸亀)支部?高知支部?愛媛支部?北海道支部へも参加いたしました。
 会員の皆様のご協力により今年度は医学科支援として少額ですが寄付することができました。また学生さん?保護者の方向けの青藍会だよりも発行する予定です。新老虎机平台元年も間もなく終わろうとしていますが、引き続き来年も平和で穏やかな年になりますよう願っております。

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      青藍会総会集合写真                                       青藍会?医学科講演会
        徳島大学創立70周年記念事業ホームカミングデー

 青藍会ホームページ https://www.seirankai-tokushima.jp/


栄友会(医学部栄養学科?医科栄養学科同窓会)

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 会長 津田 とみ つだ とみ


 6月15日に栄友会総会を蔵本キャンパスで開き、本部(徳島)の活動報告、活動計画、会報や名簿発行の他、今年は議題の一つに11月の大学創立70周年記念の企画が挙がりました。ホームカミングデーには栄友会講演会を企画し、中村丁次 神奈川県立保健福祉大学学長/日本栄養士会会長(5期)に御講演を依頼することにしました。
 この総会には東日本支部、関西支部、九州?山口県支部それぞれからも出席があり、各支部からの報告や今後の活動について意見交換の時間を持つことが出来ました。総会に続いて学術講演会では南久則 熊本大学教授(11期)に感銘深い御講演をいただきました(写真1)。また、昨年創設しました栄友会賞は、栄養学の研究と教育並びに栄友会活動への貢献を称えて、本年は南教授に授与いたしました。その後は夕食を兼ねた意見交換会への移動となりました(写真2)。
 さて、栄友会会員の今期(2019年度前半)の活躍についてですが、近くでは10月に高知で開催された第52回日本栄養?食糧学会中国四国支部大会で、大学院から本学栄養学研究科の仲間となりました渡邊浩幸 高知県立大学教授(院16期)が大会長をされました。9月に富山で開催された第8回日本栄養学教育学会学術総会では木戸康博 金沢学院大学教授(12期)が大会長をされました。その他、国内?海外での学会発表でも医科栄養学科としての研究内容は高く評価されています。東京都や国の機関でポストについている栄友会員の活躍も見逃せません。以前にも紹介しました田中啓二博士(5期?文化功労者)は、東京都医学総合研究所の所長退任後に理事長になられています。
 今期、2019年前半での表彰者、各種受賞者を探してみました。卒業して業績を重ねたベテランから、卒業してまだ日が浅い若者、大学院生と、多数いますので、以下に列挙します。

  〇新老虎机平台元年度 日本食育学会 功労賞 川野 因(10期)
  〇新老虎机平台元年度 日本食育学会 論文賞 林 宏紀(34期)
  〇新老虎机平台元年度栄養関係功労者厚生労働大臣表彰
   青山 裕二(院9期)
   高橋 史江(院15期)
   大関 知子(15期)
   村上 淳(20期)
   稲井 玲子(院21期)
  〇第73回日本栄養?食糧学会大会 奨励賞 
   徳島大学応用栄養学分野 助教 金子 一郎(35期)
  〇日本ビタミン学会第71回大会 学生優秀発表賞
   博士前期課程2年 足立 雄一郎 (51期)

 栄友会は医学部栄養学科?医科栄養学科の同窓会として、栄養学科1期から50期生までと51期生からの医科栄養学科を一つに合わせた同窓会です。今年4月に入学した現1年生が56期生となり、45年前に600名ほどでスタートしたものが今年で3,000名を越えました。医科栄養学科は6年前に栄養学科から改組され、我が国唯一の国立大学の医学系栄養学の中心として秀逸な人材を輩出し続けています、このような栄友会ですが徳島大学の7つの同窓会の一員として今後も特色と実績を生かした活動を目指してまいりますので、今後もご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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   南久則教授の学術講演       総会と講演会の後、夕食と意見交換の会
    (2019/6/15)              (2019/6/15)

 栄友会ホームページ https://www.eiyo.jimdo.com/


睦眉会(医学部保健学科同窓会)

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 会長 橋本 公子 はしもと きみこ


 会員の皆様には、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。
 皆様にご協力いただきました徳島大学創立70周年記念事業が、厳か且つ華やかに執り行われました。本ニュースレターではその様子をご紹介させていただきます。
 11月2日(土曜日)、事務局主催のオープニングセレモニー?記念講演会が、蔵本キャンパス内の長井記念ホールで開催されました。徳島大学交響楽団の演奏に始まり、野地澄晴学長の開会挨拶では、新制の国立大学70年のあゆみ以前の明治7年徳島師範期成学校創設から今日に至るまでの、長い歴史の上に成り立つ徳島大学についてお話しがありました。続く学長による記念講演会では、「人?地域をはぐくみ 未来をつくる」徳島大学が目指す豊かで明るい未来について語られ、先人達が残した歴史に敬意を表すると共に、これからも歩みを止めることなく、80周年、100周年と次なる歴史を紡いでいく必要性を強く感じる機会となりました。
 午後からは、各同窓会それぞれの特徴を生かしたプログラムが開催されました。
 睦眉会では、ご案内の通り、保健学科ならびに病院のキャンパスツアーと講演会を行ないました。キャンパスツアーでは、保健学科の教員や徳島大学病院勤務の卒業生がガイドとなり、最新設備の整った校舎や病院を案内していただきました。卒業生は、自分達の学生時代を思い出しながらわいわいと交流を深められ、楽しいツアーとなりました。また、同日は、創立70周年記念大学祭も開催されており、蔵本キャンパスは多くの人で賑わっておりました。
 15時30分からは、青藍会?睦眉会?医学科共催による学術講演会(於:藤井節朗記念ホール)が開催されました。本学医学科卒業生である、名古屋医療センター院長の長谷川好規先生を講師にお迎えし、「徳島大学での学びと現在の私~呼吸器病研究へのいざない~」をテーマに、臨床研究の成果や最新の治療法をご講演いただき、時間を超えての質問も聞かれ、講演会は大変盛況でした。
 翌日の11月3日(日曜日)は、JRホテルクレメント徳島において、記念講演会、記念式典?祝賀会が開催されました。
 記念講演会の演者は、日本を代表するトップアスリートを診る『腰痛』治療のスーパードクターとしてNHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演された、本学運動機能外科学教授の西良浩一先生と、その治療を受けられたアルピニスト野口健様でした。定員400名に対して、1,000名と定員をはるかに超える応募があったことから抽選が行われた結果、私には「お断りせざるを得ない状況」との通知葉書が届き、参加できず残念でした。記念講演会に続き、卒業生はじめ多数の関係者が出席する中、記念式典?祝賀会が挙行されました。式典では、ご来賓のモンゴル国立医科大学副学長様や大連理工大学学長補佐様が祝辞を述べられ、徳島大学の国際化を実感致しました。祝賀会では、創立70周年を祝う明るい雰囲気に満ちあふれ、中でも徳島大学栄養学連による阿波踊りは、伝統の阿波踊りの中に自分達選曲の新しいメロディを取り込み、躍動感にあふれ一糸乱れず踊る姿に感動いたしました。伝統を受け継ぎつつ、新しい風を取り込むという若者ならではの魅力にあふれた阿波踊りに、新しい力を感じました。
 次は、10年後の80周年です。皆様お元気で、この蔵本の地で再会いたしましょう。

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徳島大学創立70周年記念事業 ホームカミングデーにおける睦眉会主催キャンパスツアーの様子

 睦眉会ホームページ http://mutsumi.web5.jp/


蔵歯会(歯学部同窓会)

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 会長 薦田 淳司 こもだ じゅんじ


 平成31年3月に、本学歯学部歯学科を37期生37名、歯学部口腔保健学科を9期生15名が卒業し、この蔵歯会に入会いたしました。卒業生の合計は2,100名です。歯学科卒業生の約4割が歯科医院開業医として地域医療に貢献しています。全国の大学や行政で活躍する会員も多く、特に徳島大学では8名が教授に就任しています。他に岡山大学、大阪大学、徳島文理大学、高知大学、鶴見大学、昭和大学、獨協大学、新潟大学、鳥取大学、愛媛大学にも教授として活躍しています。口腔保健学科の卒業生は、歯科衛生士と社会福祉士のライセンスを活かして重要なポストで活躍しています。
 蔵歯会は平成2年に創立され、本部では、庶務?渉外、広報、福利厚生、学術、会計の担当部署があり、定期評議員会、総会、支部長会議を4月に開催し、毎年会報誌を発行し、2年に1回会員名簿を作成しています。会員の慶弔時には電報?花輪等を送り、災害時には見舞金を支給しています。本部以外に関東、東海、北陸、滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫、岡山、広島、香川、愛媛、高知、徳島、大学の15支部があります。
 また、毎年12月に歯学部と共同で進学?就職ガイダンスを開催し、卒後10年ほど経て活躍されている卒業生と卒後間もない臨床研修中の卒業生による講演会を開き、歯学部生が進路を決めていくうえで必要な情報を提供しています。また、4月の総会の後には、歯学科6年次と口腔保健学科4年次の学生を招いて支部説明会?懇親会を開催し、支部における歯科の状況の説明と進路相談をしています。

 蔵歯会ホームページ http://www.tokudai-d.net/

 


薬友会(薬学部同窓会)

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 会長 鳥取 桂 とっとり かつら


 今年も各地で自然災害による甚大な被害が発生しました。被災された皆さまが一日も早く普段の生活に戻られますようお祈り致します。
 会員各位から温かいご支援を頂きました徳島大学創立70周年記念事業ですが、11月2日ホームカミングデー:長井記念ホールにてオープニングセレモニー、野地学長による記念講演の後、学生さんのご案内で薬学棟内を見学しました。同時開催の「くすりと健康フェア(徳島薬剤師会や製薬協等併催)」には、多くのご家族連れが訪れ、白衣を着たお子様達が楽しげに薬局体験をされていました。第35回蔵本祭も開かれており、ステージ演奏や模擬店を楽しみ、学生時代を懐かしみました。
 11月3日JRホテルクレメント徳島にて徳島大学運動機能外科学教授 西良浩一先生と、治療を受けたアルピニスト野口健氏による記念講演会があり、抽選になるほど多くの聴講者が詰めかけました。その後の記念式典および祝賀会では、文科省、徳島県、モンゴル国立医科大学、大連理工大学、東國大学校など多くのご来賓からご祝辞がありました。
 歴史ある母校が、人材育成や地域の発展に大いに寄与し、引いてはグローバルに貢献していることを改めて認識し、誇りを感じる機会になりました。
 4月19日開催の薬友会役員会で、久米哲也様が徳島支部長に就任されました。前支部長の松本宏様は理事に就任されました。
 なお、2022年に薬学部は創立100周年を迎えます。
 今後とも母校の発展のために、会員各位の温かいご指導ご支援をお願い申し上げます。

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      11月2日                     11月3日
 ホームカミングデー@薬学部棟         徳島大学創立70周年記念式典?祝賀会

 薬友会ホームページ /ph/campus_life/alum/reunion/


 

工業会(工学部?理工学部?生物資源産業学部同窓会)

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 理事長 大坪 潤一郎 おおつぼ じゅんいちろう


 皆様こんにちは。お元気で御活躍のことと存じます。工業会の主な近況を御報告いたします。
 今年は母校徳島大学創立70周年にあたり様々な記念行事がおこなわれました。またこれに関しまして多くの会員の皆様方には御寄付の賛同をいただきまして有難うございました。
 工業会ではさる5月11日全国17支部の支部長会議が開催され、昨年発足し活動を開始しました北陸支部からも活発な活動内容が報告されました。続く総会では事業報告、決算報告、役員交替、次年度事業計画、予算案などが審議され承認されました。会場には新しくつくられた「つないで100年工業会」の工業会旗が掲げられ総会開催を祝っておりました。
 つづく記念講演は株式会社IHI執行役員(工業会会員)の川上剛司先生によるイスタンブールにおける世界的な超長大橋建設のご苦労を現場責任者の立場から豊富な映像を使いながらお話しいただきました。また懇親会では櫻亭笑太朗氏(工業会理事)の落語や雷連(理工学部電気電子システム阿波踊りサークル)の皆さんと一緒に阿波踊りを楽しみました。
 翌12日のホームカミングデイは理工学部、生物資源産業学部の教育、研究活動の紹介などに聞き入り、年々大きく変化するキャンパスの見学を楽しみました。
また今年は母校70周年記念行事として11月には両学部の研究現場を訪問するホームカミングデイツアーや四国経済連合会特任理事の石原俊輔先生による「新幹線で四国を変えよう」の講演を楽しみました。
 さらに新しいニュースとしまして以前から検討されておりました山陰支部(島根県?鳥取県)が現地の会員の皆様方の熱意と御努力でいよいよ12月に発足することになりました。本当にうれしいかぎりで益々の御活躍を期待します。
 今期も会員の皆様方とともに面白い工業会活動を進めていきたいと思います。
 どうぞ宜しくお願いいたします。

 工業会ホームページ /kgk/

卒業生紹介

各界でご活躍される卒業生をご紹介します。

渭水会

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 佐藤 勉 さとう つとむ


(社)徳島県サッカー協会参与
徳島県小中学校技術?家庭科研究会顧問
全日本技術?家庭科研究会顧問
徳島県教育文化研究所所長
(公財)徳島県文化振興財団理事長

1947年 徳島市生まれ
1970年 徳島大学教育学部中学校教員養成課程卒業(教育学士)

【職歴】
1970年   徳島市八万中学校へ赴任。以降、県下中学校にて教諭を務める。
1983年   徳島大学教育学部附属中学校(1986年鳴門教育大学学校教育学部附属中学校に改称)教諭
1992年   板野郡土成中学校教頭
1992年10月 徳島県教育委員会義務教育課指導主事
1992年11月 文部省初等中等教育局職業教育課教科調査官
1998年   徳島県教育委員会義務教育課指導監
2000年   徳島市城東中学校校長
2002年   徳島県教育委員会学校教育課課長
2004年   徳島県教育委員会教育次長
2005年   徳島県教育委員会教育長
2008年   学校法人 四国大学評議員(?2013年)
2009年   四国大学短期大学部ビジネス?コミュニケーション科准教授
2010年   学校法人 四国大学理事?事務局長(?2013年)
2013年   学校法人 四国大学を退職?退任
2013年11月 学校法人 四国大学監事
2014年   (公財)徳島県文化振興財団理事長

【役職】
1992年   (社)徳島県サッカー協会 参与
1998年   全日本技術?家庭科研究会 顧問
2009年   徳島県小中学校技術?家庭科研究会 顧問
2010年   渭水会会長(?2014年)、現 顧問
2012年   徳島県教育文化研究所 所長

  徳島市在住。1970年、徳島大学教育学部中学校教員養成課程卒業。公立学校教員として勤務。附属中学校では、県下の技術?家庭科のリーダーとして先進的な研究を発表。1992年、徳島県教育委員会義務教育課指導主事及び文部省初等中等教育局職業教育課教科調査官に就任。2002年、徳島県教育委員会学校教育課課長?次長?教育長を歴任し、教育行政において手腕をふるう。2008年からは学校法人 四国大学に勤務し、後進の指導及び大学の運営に携わる。2014年には(公財)徳島県文化振興財団理事長に就任。徳島県の文化?芸術?教育活動の支援、文化を通じた県内外の交流促進に尽力している。ひとなつこい笑顔とユーモラスな語り口がトレードマーク。自宅には1.2ヘクタールもの畑があり、米の他ツルムラサキやワサビ菜などを丹精する心優しきファーマーでもある。


青藍会

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 江川 善康 えがわ よしやす


国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター 副院長

【略歴】
昭和28年    徳島市に生まれる
昭和53年    徳島大学医学部医学科卒業
昭和53~54年  徳島大学第二外科
昭和54~55年  高知県中村市民病院外科
昭和55~57年  徳島県小松島赤十字病院外科
昭和57~59年  徳島大学第二外科
昭和59~60年  国立療養所東徳島病院外科
昭和60~平成3年  徳島大学第二外科助手
平成3~平成25年  国立療養所香川小児病院 心臓血管外科
平成25年    四国こどもとおとなの医療センター
-現在に至る  小児心臓血管外科

【免許?資格など】
医学博士
日本心臓血管外科専門医
徳島大学医学部臨床教授
日本小児循環器学会評議員
日本循環器学会四国支部評議員

 昭和53年に医学部を卒業しましたが、その当時はほとんどの卒業生は、徳島大学の各医局に入局していました。私は、第二外科に13名の同級生とともに入局し、医員となりました。一般外科を研修後、昭和60年に徳島大学に心臓外科が新設されるとのことで、心臓外科を手伝うために第二外科の助手として心臓外科の診療に従事しました。平成3年に国立療養所香川小児病院に勤務してからは、小児心臓外科の診療を行い、現在に至っています。入局当時と比べると、心臓外科も著しい進歩があります。最近では、新生児の開心手術も多くが救命できるようになってきました。
 話は変わりますが、平成29年よりザンビアのUTH University(Teaching(Hospital)で心臓外科手術の指導を年に2回ほどボランティアで行っています。ザンビアは国民の平均所得も低く、インフラの整備も充分でなく、心臓外科を軌道に乗せるにはまだまだ時間がかかると思われます。私はそろそろ現役を引退ですが、体力の許す間は手伝いたいと思っています。


栄友会

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 川野 因 かわの ゆかり


徳島大学医学部栄養学科 昭和52年3月卒業 (第10期生)
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科 教授
昭和女子大学 客員教授

【略歴】
昭和52年3月 徳島大学医学部栄養学科 卒業
昭和57年3月 徳島大学大学院栄養学研究科博士後期課程修了
昭和57年4月 愛媛大学医学部学部内講師 (生化学第2教室)
平成 7年4月  日本女子体育大学 講師
平成11年4月 日本女子体育大学 助教授
平成15年4月 東京農業大学応用生物科学部栄養科学科 教授( 現在に至る)
平成20年4月 昭和女子大学 客員教授 (現在に至る)

【賞罰】
(公財)日本栄養士会 功労賞 平成29年8月
(公財)全国栄養士養成施設協会 会長表彰 平成30年11月
(一社)日本食育学会 功労賞 新老虎机平台元年6月

 川野因氏は、昭和52年に徳島大学医学部栄養学科を卒業され (10期)、昭和57年に同大学院栄養学研究科博士課程を修了されました。その後、愛媛大学医学部の学部内講師として着任され、平成7年には日本女子体育大学で講師、そして助教授を経て、平成15年からは現職である東京農業大学応用生物科学部栄養科学科の教授に就任されております。現在の東京農業大学では管理栄養士養成に携わり、栄養士の資格を持った卒業生を300名余り、修士や博士の学位を持った栄養学を志す後輩も数多く輩出されました。また、 公財)日本栄養士会の機関誌の編集、平成17年制定の食育基本法の趣旨の日常生活への展開、そして、食育の科学的根拠づくりのためのプラットホームとして( 一社)日本食育学会の事務局長を14年間、学会設立時からその運営にご尽力されております。そして、この間の徳島大学の多くの先輩や後輩によるサポートに対しては、感謝の意を示されています。
 川野因氏に徳島大学での思い出を伺ったところ、 「私自身の主な研究テーマは徳島大学で学んだ基礎科学「 肥満の発現機序」を活かした、ヒトの生涯に亘る健康づくりのための運動 (スポーツ)と食事の関わりです。徳島大学時代は、栄養学科の創設時の多くの先生方が在籍中で『栄養学とは何か』の基礎と、食品化学や給食の運営までをもご教授いただき、中で栄友会17も医者の栄養学ではなく『君らが栄養学を作るんだ』と叩き込まれたことを思い出します。大学院時代は徳島大学独自の総合研究施設(当時)の総研?電子顕微鏡室を利用させていただき、現代版?形態機能学( 病理学と生化学の技術と知識の融合)を学び、このことが今の私の研究マインドを育ててくれたと思います。しかし、言い訳ですが、ヒトの介入研究は難しく、生活場面での栄養科学の根拠作りは十分な成果を挙げられませんでした。今後は最新のAI技術と情報の利活用でヒトの栄養課題が解決されることを願っています。徳島大学は今年、創立70周年の記念の年を迎えると伺いました。卒業生の一人として後輩の皆様にはまず、ご自身の健康づくりをお願いしたいです。その上で、これからの栄養科学の益々の発展を託して心からのエールを贈りたいと考えています。」と、おっしゃっていました。


睦眉会

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 花牟禮 富美雄 はなむれ ふみお


徳島大学医学部附属臨床検査技師学校 昭和62年卒業
独立行政法人地域医療機能推進機構 宮崎江南病院 臨床検査技師長
一般社団法人宮崎県臨床検査技師会 代表理事 (会長)

【略歴】
昭和62年4月 徳島大学医学部附属病院中央検査部 勤務
平成  2年4月 社会保険 宮崎江南病院検査部 勤務
平成17年4月 社会保険 宮崎江南病院検査部 副技師長
平成19年4月 社会保険 宮崎江南病院検査部 技師長
平成26年4月 独立行政法人地域医療機能推進機構 宮崎江南病院 臨床検査技師長

 徳島大学医学部附属臨床検査技師学校を卒業後、徳島大学医学部附属病院に勤務、その後、宮崎江南病院に勤務された。平成14年に「社会保険病院のあり方」が問題となり、病院の先行きが不安な時期もあったが、平成17年から副技師長、技師長として検査部門をまとめ、部門システムの導入、超音波検査などの業務拡大、クラウド型電子カルテの導入等に尽力された。
 職域団体では、平成16年から宮崎県臨床細胞学会理事として学術活動や細胞検査士の育成に貢献され、細胞検査士会50周年記念功労賞を受賞された。また、宮崎県臨床検査技師会では、平成13年より病理細胞診研究班長、常務理事、事務局長を歴任。平成30年5月に会長に就任され、臨床検査技師の資質の向上、生涯教育、公益事業、一般社団法人化に伴う公益目的支出計画の実行に取り組まれている。
 現在、2020年度日臨技九州支部医学検査学会を学会長として開催するため、実行委員とともに準備を進められている。 


蔵歯会

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 荒井 安希 あらい あき


徳島大学病院 医療技術部 歯科衛生士

【略歴】
平成24年3月 徳島大学歯学部口腔保健学科 卒業
平成24年4月 徳島大学病院 入職
平成28年3月 日本口腔インプラント学会認定専門歯科衛生士 取得

 荒井安希氏は徳島大学歯学部口腔保健学科( 2期)をご卒業後、徳島大学病院において歯科衛生士として勤務されています。平成28年3月に日本口腔インプラント学会認定の専門歯科衛生士の資格を取得されました。
 徳島大学病院での主な業務として、大学病院で実施されるインプラント手術の介助、術前術後のインプラント患者に対するプロフェッショナルケアおよび歯科保健指導を実践しているとのことです。また母校である徳島大学歯学部口腔保健学科の学生をはじめ、県内の歯科衛生士養成校の学生に対する指導?教育も担当するなど、後進の育成にもご尽力されています。
 ご自身も日々研鑽を積み、さらなる知識?技術の向上に努めて成長し続けていきたいとのことでした。


薬友会

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 富永 佳子 とみなが よしこ


新潟薬科大学 健康推進連携センター 教授
(研究領域:薬剤師の職能発揮、患者コミュニケーション、服薬アドヒアランス、多職種連携など)

【学歴】
1986年3月 徳島大学薬学部薬学科卒業 (薬学士)
2001年5月 米国ジョージタウン大学経営大学院修了( MBA)
2015年4月 東京大学大学院薬学系研究科研究生 (~同年8月)
2018年9月 慶應義塾大学大学院薬学研究科後期博士課程修了( 薬科学博士)

【職歴】
1986年 4月 帝国化学産業株式会社 開発企画部 (現ナガセ医薬品株式会社)
1989年 3月 ダイナボット株式会社 臨床開発部 (現アボット株式会社)
1992年 5月 医療産業株式会社 臨床開発部マネージャー
      (現株式会社MICメディカル)
1995年10月 パレクセルインターナショナル株式会社
       臨床開発部?渉外部マネージャー
2001年 7月 バイエル薬品株式会社(開発本部(プロジェクトリーダー)
2005年11月 同 プライマリーケア事業部
      マーケティング部長 呼吸器?感染症?泌尿器担当)
2013年 8月 アイロム製薬株式会社 現(共和クリティケア株式会社)執行役員
2018年10月 新潟薬科大学(健康推進連携センター(教授)

 富永佳子氏は1986年に徳島大学薬学部を卒業し、10数年企業で勤務された後に米国の経営大学院に留学、帰国後はさらに10数年の企業生活を経て大学院後期博士課程に入学され、現在は新潟薬科大学 健康推進連携センターで教授としてご活躍されています。
 博士課程では「糖尿病患者における服薬アドヒアランス」という研究テーマに取り組み、薬剤師が効果的?効率的に個々の患者に対応できるように構築した「アドヒアランス不良推定ツール」を開発されましたが、現在、保険薬局約60軒の協力を得て本ツールの社会実装を想定した介入研究を進められています。
 このようなテーマに着目された理由としては、富永佳子氏が企業時代に様々な場面で患者対応のコミュニケーションスキルが重要であること、また個々の患者の生活背景なども見極めた上で適切な支援を行なうことが必要であることを実感されたことが原点となり、そこにMBAコースで学んだ分析手法や企業で製品戦略を構築するために医療者や患者を対象に実施してきた種々の調査経験をふまえて、新たな分野を開拓されたということです。
 2019年11月末に薬機法 (医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の改正案が成立し、薬剤師業務の「対物から対人へ」の方向性がより明確化されました。富永佳子氏の取り組みは、薬剤師主導のエビデンス創出を強力に推進することにより薬剤師の職能を向上させる手段となるだけではなく、その取り組みを通じて地域行政と連携し、一般生活者の健康意識?行動にも影響を与えるようなアプローチにも結びつく可能性を秘めています。
 富永佳子氏からは『社会人となってからたくさんの人達に出会い、支えられ、励まされて、今に至っております。新たな環境でさらに見えてくるものをしっかりと捉えて、今後もチャレンジしていきたいと思います。』というお言葉をいただきました。
 富永佳子氏の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。


工業会

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 岡本 康寛 おかもと やすひろ


工学部化学工学科 昭和62年卒業
堺化学工業株式会社 取締役 小名浜事業所長

昭和62年4月 堺化学工業株式会社入社
平成23年 同社 無機材料事業部 製造部長
平成26年 同社 無機材料事業部 第二生産部長
平成27年 同社 取締役 生産技術本部長 兼 堺事業所長
新老虎机平台元年 同社 取締役 小名浜事業所長

 岡本康寛氏は大阪府ご出身であり、大阪府堺市と福島県いわき市に中心拠点をおく無機化学を主体にした地元のメーカーである堺化学工業株式会社に昭和62年に入社されました。主に酸化チタン、バリウム?ストロンチウム塩類、亜鉛製品の生産技術を長年に亘って従事され、同社の無機化学事業の中心人物として牽引してこられました。平成27年には、同社の取締役に抜擢され、中心拠点となる堺事業所、小名浜事業所の所長を歴任されながら、将来を見据えての両事業所の再構築プロジェクトのリーダー的存在として、精力的に取り組まれております。
 大阪府と福島県を行ったり来たりの生活を繰り返されておられますが、大阪に在籍されている際には、徳島大学工業会のイベントにも参加され、同窓の皆様方と交流を深められております。後輩に対しましても常に温かく接してくださり、誠実で思いやりのある方です。

徳島大学同窓会連合会ニュースレター第23号
発行日: 新老虎机平台元年12月26日
編集: 徳島大学同窓会連合会事務局
連絡先: 〒770-8501
徳島市新蔵町2丁目24番地
国立大学法人徳島大学総務部総務課
TEL 088-656-9981

最終更新日:2020年1月9日

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