ニュースレター(第12号 平成26年度上半期版)(686KB)

平成26年上半期の本学の現況について

 

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徳島大学長 香川 征

 

平成26年3月24日に卒業式が挙行され、1,220名の学部卒業生、516名の大学院修了生を送りました。

また、4月7日には入学式が挙行され、1,380名の学部生、578名の大学院生を迎えました。

大学改革加速期と言われている3年間のうち、残り2年を切ってしまいました。

現在、「学部等設置に関する合同作業部会」で教養教育院(仮称)の設置、総合科学部および工学部の改組等の検討が行われています。また、大学のガバナンス改革に関しても学校教育法改正等が閣議決定され、「徳島大学ガバナンス改革検討委員会」で学長選のあり方、学部長の選考方法、教授会の役割の明確化等々について協議されています。

一方、大学の使命として、教育に関しては「何を教えたか」ではなく「何ができるようになったか」と教育の質が問われています。研究に関しては、大学発ベンチャーの設立、企業との共同研究等に基づくイノベーション創出が求められています。さらに社会貢献に関しては、COC(Center of Community)として大学が地域における知の拠点の機能を果たさなければなりません。

いずれにせよ、この2年間と平成28年度から始まる「第3期」にかけ、国立大学は大きく変わろうとしています。

同窓会の皆様には、今後ともいろいろご提言、ご協力、ご支援いただきますようお願い申し上げます。

 

同窓会の活動状況

 

渭水会(総合科学部同窓会)

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理事長 毛利 久康

今年も4月7日にアスティ徳島において入学式が行われ、324名の新しい会員をお迎えし、渭水会も新たな1ページを加え、充実発展することを大変有り難く思っています。
特に今年2014年は、明治7年の徳島師範期成学校から設置140周年にあたり、昭和24年の徳島大学学芸学部から設置65周年、また平成6年に大学院が設置され20周年にあたります。このような節目の年に当たり、同窓会活動の充実と見直しを図っています。一歩一歩の記録と会員の生き様を会報で発信し、キャンパスの歴史の象徴である「ユーカリの木」を大切に育み、学生会員、特別会員(教職員)の皆様には、ホームページ開設の新老虎机平台らせと共に、渭水会へのご理解をいただくため、総合科学部名誉教授で本会の理事でもある河崎良行先生のデザインによるクリアファイルをお配りしているところです。そして今、学生会員の皆様のために同窓会のできることは何かを模索している状況です。

 

青藍会(医学部医学科同窓会)

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会長 露口 勝

平成26年3月8日(土)東京都千代田区霞ヶ関の法曹会館3F富士の間において青藍会東京支部総会?講演会が開催された。最初に行われた講演会では茨城県立医療大学医科学センター教授?病院長の和田野 安良先生(医学部23期)から「リハビリテーションの新しい流れ」と題して障害者スポーツやパラリンピックの話など時宜を得た有益な講演があり、総会では徳島から参加した青藍会会長および徳島大学病院長の安井夏生先生から青藍会の現状や、医学部および徳島大学病院の現状について報告があり、最後に上田 茂東京支部長から支部活動報告が行われた。出席者は関東在住の徳島大学医学部医学科卒業生40名ぐらいであったが、懇親会では一人ひとりが近況報告を行い、和やかに旧交を温めることができた。

3月24日(月)アスティ徳島で徳島大学卒業式があり、引き続いて蔵本の大塚講堂で医学部各賞授賞式が行われた。青藍会から記念品として医学科卒業生全員にUSBメモリィが贈呈された。卒業生は多くが研修医として全国の大学病院や市中病院へ赴任するので、青藍会名簿も合わせて贈り、全国12支部の支部長名も新老虎机平台らせしている。もし新任地で研修医からコンタクトがあった時には、青藍会の諸先生方、支部会との交流を呼びかけるなど親切に応対してあげてください。よろしくお願いいたします。

4月7日(月)アスティ徳島において徳島大学入学式が厳粛に行われた。今年度の医学科新入生は114名であった。その後引き続いて蔵本の医学部臨床第一講堂にて青藍会主催の新入生歓迎会が行われた。青藍会会長の歓迎の挨拶に続いて、徳島県危機管理部副部長の石本寛子先生が学生生活の過ごし方、自分のなりたい医師像いわゆるロールモデルを早く見つけることが大切であることや、臨床医になるだけでなく自らが進まれた医療行政職の道もあることを話された。続いて総合医学診療部の谷 憲治教授は地域医療における総合診療の重要性を説くとともに、学生時代にサークル活動を通じて医師としての視野を広げておくことも大切であると述べられた。最後に分子病態学の坂根 亜由子助教が自らのMD-PhDコースの経験から、現在は医学研究者として邁進している姿を披露し、医学部卒業生には基礎医学研究者になる道もあることを示された。これら3人の先輩の話から、新入生は将来の医師像として、多様な選択枝があることを十分理解されたと思われる。医学部学生時代の6年間は長いようで短いものであり、自分の夢ややりたいことを見据えて充実した学生生活を送ってくれることを望んでいる。

6月には定期の青藍会会報83号が発刊される。そして7月21日(海の日)に蔵本の青藍会館において青藍会総会が開催される。総会に引き続いてMD-PhD賞および青藍会賞の発表と受賞講演、その後に新任教授の就任講演が3名予定されている。炎暑の中、多くの会員の皆様の参加を希望している。昨年は東京支部から6名の参加があり、苛原医学部長が新しい医学部施設などを案内し、極めて好評であった。

10月29日(水)秋の蔵本祭の一環として、医学部との共催で第31回青藍会講演会が蔵本キャンパスで開催される。今回は講師として千葉大学学長の斉藤 康先生をお迎えする予定である。先生は若い頃、徳島大学医学部酵素研究センター(藤井節郎教授)に国内留学されていたとのことであり、徳島の思い出も含めて興味深い話が聞かれるのではないかと期待している。多くの皆様のご参集をお願いいたします。

 

栄友会(医学部栄養学科同窓会)

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会長 津田 とみ

昨年度は栄養学科創設50周年記念行事を盛大に開催することができました。改めてお礼申し上げます。今春栄友会は51期生である新入生を迎えました。栄養学科は、改組により今年度より医科栄養学科となり、学部4年間と大学院で学ぶ内容も一段と時代のニーズに合ったものへと改組変革しました。このような雰囲気に51期生の皆さんも緊張しているようですが、そのような彼らを迎える私たちも期待感いっぱいです。

同窓会としましては、現在50周年記念誌の刊行を進めています。栄友会総会は、昨年のみ記念行事の日に合わせて、夏季(8月31日)に開催しましたが、今年度は再び春季に開催いたします。6月21日に開催予定で現在日本全国各地の会員へ案内を差し上げているところです。会員の情報交換の場にもなりますし、同日に開催する卒業生による講演会は、在学生を聴衆に迎え、在学生と先輩が身近に話ができる貴重な機会となり毎年好評を得ています。会報は、年一回、例年通り春季に発行しました。卒業後徳島を離れ蔵本キャンパスを訪れる機会が少ない会員の方々には楽しみにしてもらっている様子です。

栄友会全体組織と同じかそれ以上に密度が濃いコミュニケーションがとれているのは支部活動かと思います。東日本、関西、九州?山口県、香川県の4支部を持っています。東日本支部は、関東と言うより静岡県から北海道まで含めた広範囲をくくっています、関西支部は徳島からも近い支部、九州?山口県支部と言うのは交通?文化圏で合体した地域の会員で構成しています。香川県は一県で密度の濃い活動が継続されています。

今まで"活躍する卒業生"をニュースレター掲載にてご紹介してきましたが、私たち栄友会の多様性に満ちた活動状況は、グローバル化に向けた徳島大学の動きを先取りしている感があります。今後も栄養学の世界を切り開いている諸氏に順に登場していただけるよう自薦他薦を呼びかけています。

今後とも、医学部医科栄養学科と栄友会をご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

睦眉会(医学部保健学科同窓会)

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会長 河田 明男

医学部保健学科同窓会「睦眉会」は、平成26年4月1日現在6,324名の会員を擁する医療技術者(看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、助産師)で構成する同窓会であります。平成8年に発足し18年目を迎えます。睦眉会は、名誉会長(保健学科長)の他、会長1、副会長4、学内理事7、理事13、監事2の陣容で運営されております。

活動としては総会(年1回)、会誌発行(年1回)、役員会(年数回)、名簿発刊(5年毎)、入学?卒業式参列、医学部各賞授与式参列、新入生歓迎昼食会開催、同窓会連合会出席、等々を挙げることが出来ます。会の責務は卒業生と在学生を繋ぐ役割、会員相互の親睦の増進等が挙げられます。各位におかれましては当会の活動趣旨をご理解いただき、各種行事への尚一層の御協力を賜りたく存じます。

現代において職業の発展には「教育」が不可欠であります。医学の世界では、確立された教育こそが安心?安全を担保し、業務を推進する原動力となるのです。大学内での教育、卒後教育、一般社会人を対象とする教育の更なる展開が求められていますことは、広く周知の事実であります。現代日本では、高度な倫理観に裏付けされた優秀な医療技術者の活躍を期待しています。この期待に応えるには「大学院?博士課程」の教育は時宜を得たものであります。

他方身近な事象としては、競争と淘汰の時代に突入した事が挙げられます。平成24年3月末、徳島文理大学が四年制看護師を輩出、25年3月末、四国大学が四年制看護師を輩出、更に28年3月末には徳島文理大学が四年制診療放射線技師を輩出します。徳島県における看護師、診療放射線技師の分野は競争の時代に移りました。しかし徳島大学の強みは「医学部?医学科」の存在にあります。基礎と臨床のプロ、エキスパートによる実践教育の推進においては他の追随を許さないと自負する処です。各分野に学ぶ学生諸君は自信を持って勉学に実習に励んでいただきたいと存じます。

睦眉会はその理念に謳う「保健医療の向上に寄与していくことを目的とする」事を、在学生の日常生活の一端を物心両面でサポートしていく事で実現していこうと考えております。

 

蔵歯会(歯学部同窓会)

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会長 薦田 淳司

平成26年3月に、本学歯学部歯学科を32期生30名、歯学部口腔保健学科を4期生12名が卒業し、この蔵歯会に入会いたしました。卒業生の合計は1,822名になりました。なかでも、学内に7名、学外では岡山大学に2名、高知大学、鶴見大学、大阪大学、昭和大学、獨協大学にそれぞれ1名の計14名が教授として活躍しています。また各地の大学で准教授、講師等として、行政職等で多くの同窓生が活躍しています。また、卒業生の4割を越える人が開業医として地域に貢献しています。

蔵歯会は平成2年に創立され、本部では、庶務?渉外、広報、福利厚生、学術、会計の担当部署があり、定期評議員会、総会、支部長会議を4月に開催し、毎年会報誌を発行し、2年に1回会員名簿を作成しています。会員の慶弔時には電報?花輪等を送り、災害時には見舞金を支給しています。また、ホームページhttp://www.tokudai-d.netを開設しています。本部以外に関東、東海、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、香川、愛媛、高知、徳島の11支部と大学支部があり、それぞれで活発な活動を行っています。

また、歯学部と共同で毎年12月に進学?就職ガイダンスを開催し、卒後10年ほど経て活躍されている卒業生と卒後間もない臨床研修中の卒業生による講演会を開き、歯学部生が進路を決めていくうえで必要な情報を提供しています。また、4月の総会の後には、歯学科6年次と口腔保健学科4年次の学生を招いて支部説明会と懇親会を開催し、支部における歯科の状況を説明したり、進路相談を受けたりしています。

母校徳島大学に設立された同窓会連合会の一員として、毎年徳島で開催されるびざん会、2年毎に交互に開催される関東びざん会と近畿びざん会において他学部の卒業生と交流を持つなど、他学部の同窓会とともに徳島大学の発展に寄与していきます。

 

薬友会(薬学部同窓会)

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会長 山下 修司

本年3月に薬学部を80名が卒業され、大学院創薬化学専攻博士前期課程を27名、博士後期課程を8名が修了され薬友会に入会されました。現在薬友会の会員数は6,911名になります。

昨年は薬学部が、前身の徳島高等工業学校応用化学科製薬化学部が大正11年に創立されて以来創立90周年を迎え、薬学部が中心になり記念事業が行われました。創立90周年記念誌が発行され、11月9日に徳島大学長井記念ホールにて記念式典と記念講演会が、その後阿波観光ホテルにて記念祝賀会が開催されました。記念式典には長井長義博士のご親族の長井伸之様ご夫妻を始め多くの来賓の出席を賜り、参加者260名で盛大に90周年を祝う事ができました。引き続き行われた記念講演会は日本薬学会会頭の微生物化学研究所の柴崎正勝所長がご自身の研究と今後の薬学教育の課題について話されました。記念祝賀会は来賓を含め100名の参加者があり、有意義な懇親の場になりました。90周年記念事業につきましては多くの関係の皆様方から多くのご支援とご協力をいただきました。心より御礼申し上げます。

本年度は薬友会の主な活動の一つであります薬友会誌の発行が予定されております。薬友会誌は2年毎に発行され今回は第13号となります。

薬友会には8つの支部がありますが、昨年は岡山支部総会が11月に岡山市で、広島支部総会が2月に広島市で開催されました。今後益々支部活動が活発になるようサポートしていきたいと考えています。

さて薬学教育6年制度は平成18年度にスタートし、平成24年春に最初の卒業生が世に出ました。新しい制度で3回目となる本年春の薬剤師国家試験合格率は全体で60.8%と近年では最も低い水準に終わったようです。新しい薬学教育制度はまだ変遷があるかと思われますが、薬友会は今後も薬学部の発展と卒業生の活躍を支援していきたいと考えております。

 

工業会(工学部同窓会)

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理事長 林 正

工学部は、大正11年(1922年)創立の徳島高等工業学校を前身とし、昭和24年(1949年)に発足しました。工業会は、前身の徳島高等工業学校時代、昭和8年に徳島工業会として設立され、昭和26年徳島大学工業会と改称されています。以来63年、諸先輩の御努力により現在会員数約26,000名(宛先不明者、物故者を含めると40,000名以上)を超える大きな同窓会組織となっています。

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」と言いますが、今年も新しく正会員(卒業生)912名、準会員(新入学生)1,021名を迎えることが出来ました。会員は社会の様々な分野で活躍されています。会員相互の親睦を図り、みんなで母校徳島大学がますます大きく発展するよう、また会員一人一人にとって意義のある同窓会組織として工業会を盛り上げるべく活動しています。

ところで、4月1日に国内首位の総合電機?重電メーカーである㈱日立製作所の社長に工学部電気工学科昭和52年卒業の東原敏昭氏が就任いたしました。東原氏のご活躍は、工学部ならびに工業会会員の大変な誇りであり、在学生にとっても大きな励みとなることと思います。今後卒業生から第2、第3の東原氏のような方が輩出することを願うところです。

さて、平成25年度には、4月19日理事会開催、5月11日支部長会議及び総会開催、5月12日第7回ホームカミングデイを開催、そして16支部のうち14支部で支部総会が開催されました。また、9月1日工業会会報(第59号)29,900部を発行、T&E会の活動として、工業会会員による学部生?院生に対する就職支援セミナーを電気電子工学科、光応用工学科にて開催しました。

平成26年度は、4月21日に理事会を開催し、総会での審議内容ならびに記念講演会及び懇親会等について審議されました。

平成26年度徳島大学工業会総会、記念講演会および第8回ホームカミングデイは下記要領にて開催されました。

 

総会

開催日時:平成26年5月10日(土)15時~
場所      :阿波観光ホテル

記念講演

演題 「創造的過疎への挑戦」 16時~17時
         ~ヒトノミクスから考える地域の未来~
講師 特定非営利活動法人 グリーンバレー
       理事長 大南信也 先生

ホームカミングデイ(総会翌日開催)

開催日時:平成26年5月11日(日)午前10時~
場所      :工業会館2Fセミナー室及びメモリアルホール

 

六一会(大学開放実践センター同窓会)

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会長 佐々木 隆

平素は六一会の運営にご支援をいただき感謝いたします。
大学開放実践センター同窓会組織「六一会」は昭和61年大学開放実践センター創立と同時に設立されました。生涯教育の推進に貢献する、地域社会に貢献することを目的に活動をしています。

今や人生90年代と言われていますが、六一会はアクテイヴシニア(元気なシニア)集団を目指しています。

昨年度は多くのことに挑戦し、成果を挙げることができました。
「歳を重ねただけで人は老いないが、夢を失った時はじめて老いる」という語りがありますが、六一会の活動が夢や生きがいを持ち続けられるものでなければならないと考えます。

昨年度六一会の取り組んだ講演会は万福寺住職、福島誠淨氏の「人生を考える」をはじめとし、大学院の山内あいこ教授の「食の安全 薬と食べ物の飲みあわせ」等大変好評でありました。

また同好会は俳句倶楽部「彩雲」をはじめ、各倶楽部で成果を得ています。

県内で俳句倶楽部「彩雲」、朗読倶楽部「はしばみの会」の評価は高いものがあります。

美術館倶楽部、読書倶楽部、パソコン倶楽部も楽しく運営されており、活動の成果をPRし、同好会の発展が会員拡大の原動力になると考えています。

特に一昨年、六一会にハイキング倶楽部が誕生し、県内の比較的低い山でハイキングを楽しんでいます。

県民の愛する剣山を訪ね、頂上からの眺めに涙した会員もあり、六一会活動の楽しさの原点を再認識しています。

今年度もこのように楽しい活動を展開いたします。

このような活動は六一会があるからこそ取り組めるのであります。

この間、新規の会員も多くあり講演会、同好会の活動は活性化しています。

六一会顧問の馬場教授は六一会会報で生涯学習は市民として、心豊かに生きがいに充ちた人生を送るために目標を持って学習する必要性を強調されています。

今年は毎年5月下旬、福岡で開催される中国、四国、九州生涯学習研修集会での六一会の活動報告が要請され、取り組みを進めています。

六一会発展のためには外に目を向けることが求められています。

以前は六一会がボランテイア活動に取り組んだことも報告されています。

また個人の活動でなく組織の活動を作り出すことが求められています。

六一会がこれからも社会に貢献していくためには新たな社会貢献が必要であります。

このたび、佐古4番町の眉山中腹にある蜂須賀家、万年山墓所で、地元保存会の皆さんと蜂須賀家墓所の清掃に参加し大変喜ばれました。

 

六一会の活動はホームページに反映されていますので是非ご覧ください。

 

卒業生紹介(ニュースレター)

各界でご活躍される卒業生をご紹介します。

 

渭水会

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唐木 恵美 からき えみ

総合科学部 自然システム学科 生命システムコース
佐藤征弥 准教授 研究室 1998年 卒業

ラジオ局?エフエム大分入社
放送部 編成制作課所属エフエム大分アナウンサー

 

在学時、所属していたサークルは、徳島大学放送研究会。徳島県内4大学合同放送サークル「メガフェプス」(徳島大学?徳島文理大学?四国大学?鳴門教育大学の学生で構成)では、常三島祭や五月祭でのラジオ番組放送、エフエム徳島での学生番組の制作、また、マンドリン部やフルバンド部などの定期演奏会の司会などを行っておりました。

サークル活動の他、エフエム徳島での夕方のワイド番組アシスタントや徳島市新町川水際公園界隈でのミニエフエム局「エフエムみずぎわ」(NPO法人 "新町川を守る会"による)スタッフなどを経験、更には、NHK徳島放送局 報道事務のバイトなど、"ラジオ"や"放送"に関することは、何でもチャレンジしていた学生時代でした。
徳島で経験したことは、今でも何かを始める時の原動力になっています。
これからも人との出会いを大切に、旬な地元情報を自分らしく発信していきたいです。
"おんせん県おおいた"にお越しの際は、ぜひ、エフエム大分をお供にドライブを!

 

青藍会

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藤田 善史 ふじた よしふみ

医学部医学科 1978年卒業

徳島大学医学部眼科学講座

徳島赤十字病院(1988~)

医療法人白義会(1994~)

医療法人藤田眼科 院長(1999~)

 

眼科学講座、徳島赤十字病院では最新の白内障手術を学び1994年に藤田眼科を開院した。
1998年、ミャンマー保健省よりミャンマーにおける超音波白内障手術の普及を依頼された。1999年、超音波白内障手術器械、眼科手術用顕微鏡を寄贈。今日まで24回、ミャンマーを訪れ、器械、器具、薬剤などの寄贈とともに、ヤンゴン、マンダレー眼科病院の眼科医約100名に教育、指導を行った。現在では、超音波白内障手術はミャンマーで広く受け入れられている。

 

栄友会

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栢下 淳子 かやした あつこ

医学部栄養学科 平成2年3月卒業

徳島赤十字病院 栄養課課長

専門分野:管理栄養士

 

(略歴)

平成 2年 3月 医学部栄養学科卒業
平成 2年 4月 小松島赤十字病院(現徳島赤十字病院)入社
平成16年 4月 徳島大学大学院栄養生命科学教育部博士後期課程入学
平成20年 4月 徳島赤十字病院 栄養課長
平成25年 3月 博士(栄養学)(徳島大学)学位取得

 

栢下淳子氏は、平成2年に徳島大学医学部栄養学科を卒業された後、小松島赤十字病院(現徳島赤十字病院)に入社されました。地域の基幹病院の管理栄養士として研鑽を積まれてきました。外来や入院患者の栄養管理の向上に取り組み、学会発表や学会誌に多くの成果を発表されてきました。平成16年からは、大学院に進学され、平成25年3月には、徳島大学より博士(栄養学)の学位が授与されています。また、入院患者の食事の改善に取り組まれ、食べたい時に食べたいものが提供できるように独自の給食システムの構築に力を注いでいられます。院外活動としては、地元の商工会議所および市民と共同して地域食材を活用したオリジナルのお菓子(商標登録済)を開発し、病院食にも提供しています。さらに、平成24年4月からは、「ホスピタルカフェ」の運営を始め、入院患者だけでなく、地域住民の健康増進にも貢献する取り組みとして注目されています。 最近では、嚥下障害患者さんが安心して、しかもおいしく食事をとれるように、栄養課がレシピの企画?作成を担当した嚥下調整食の本「嚥下食ピラミッドによるペースト?ムース食レシピ230」を出版されました。

 

睦眉会

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橋本 公子 はしもと きみこ

医学部附属助産婦学校 昭和42年卒業

元徳島大学病院看護師長

一般社団法人徳島県助産師会副会長

 

昭和42年に徳島大学医学部附属助産婦学校をご卒業になり、東京医科歯科大学病院、徳島大学病院に助産師として約40年勤務されました。徳島大学病院に在勤中は、国立大学病院では初めてとなる助産師外来の開設にご尽力され、また、採血業務を集約する中央採血室の立ち上げや、自動再来受付機の導入のきっかけともなった患者様の待ち時間短縮を図るための調査にもご貢献されました。退職後は、ウェルネス橋本助産所を開業され、母子の健康支援や思春期における性教育などに携わっておられます。また、徳島県助産師会副会長としてもご活躍中です。

このような長年のご活躍が評価され、平成26年3月には、医療功労賞を受賞されました。

 

蔵歯会

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滝野 隆久 たきの たかひさ

歯学部歯学科 平成2年卒業 博士(医学)
金沢大学がん進展制御研究所 細胞機能統御研究分野?准教授
専門分野 細胞生物学、がん細胞浸潤

 

滝野隆久氏は歯学部第8期生であり、平成2年に徳島大学歯学部を卒業後、金沢大学医学部歯科口腔外科学講座に入局した。大学院では、金沢大学がん研究所ウイルス部(清木元治教授)にて研究を行い、癌細胞浸潤の鍵となる細胞外マトリックス分解酵素、膜型マトリックスメタロプロテアーゼ1(MT1-MMP)の発見に携わる。学位習得後、日本学術振興会特別研究員、米国国立衛生研究所(NIH)への留学を経て、現在に至る。

MT1-MMPの機能解析を中心に癌浸潤機構の解明に一貫して取り組み、数多くの新老虎机平台を挙げている。現在は、癌の微小環境のダイナミックな変化とそれを感知する細胞システムの解析を分子レベルで行い、癌細胞増殖と浸潤の制御法の開発を目指している。

 

薬友会

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久米 哲也 くめ てつや

昭和55年 薬学部製薬化学科卒業
昭和55年 徳島県庁(薬剤師)入庁
平成21年 博士(薬学)(徳島大学)
平成22年 徳島県環境首都課 新環境戦略担当室長
平成24年 徳島県環境管理課長
平成25年 徳島県薬務課長

 

久米氏は、徳島大学薬学部を卒業後、徳島県庁に入庁し、徳島県の食品衛生、環境、薬事分野の課題に取り組んでこられました。食品衛生分野では、東四国国体対策、病原性大腸菌O-157の対策、環境分野ではダイオキシン類対策、橘湾石炭火力発電所運転開始対応、自然エネルギーの宝庫である徳島県の強みを活かした再生可能エネルギー推進施策の実施、PM2.5対応や水質、土砂等に係る各種事件?事故対応に関わり、現在の薬務課では医薬品分野の世界標準となりつつあるPIS/Sへの加入対応等により製薬県である徳島の薬業界の発展に尽力されておられます。

この間、久米氏は学生時代を過ごした同じ研究室に社会人ドクターとして在籍され、リゾフォスファチジン酸の生理作用に関する研究により博士(薬学)の学位を授与されています。

また久米氏は、平成9年から徳島大学空手道部の監督として本学学生の指導にも積極的に関わっていただいており、『現役学生からエネルギーをもらえ、胆力のアップにもつながる』とメリットを強調されていますが、本学学生にとっても大変有益な経験と思います。

薬友会として、卒業後も後進の育成を通じ本学と深いつながりを持ち続けてこられた久米氏に感謝申し上げるとともに、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

 

工業会

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東原 敏昭 ひがしはら としあき

工学部電気工学科 昭和52年卒業
株式会社日立製作所 代表執行役 執行役社長兼COO

 

東原氏は、昭和52年に徳島大学工学部電気工学科を卒業後、株式会社日立製作所に入社されました。入社後は制御用コンピュータを用いた電車運行管理システムや電力系統制御システムの開発等に従事し、平成2年にボストン大学大学院(コンピュータサイエンス学科)を修了されました。平成18年に同社情報?通信グループCOO、平成19年に執行役常務電力グループCOO、平成20年には日立パワーヨーロッパ社プレジデント(ドイツ)に就任されました。平成22年の株式会社日立プラントテクノロジー代表執行役執行役社長就任を経て、平成26年4月に日立製作所執行役社長兼COOに就任されました。同社は情報通信技術(ICT)をインフラに融合することで革新的なソリューションを提供する「社会イノベーション事業」を、グローバルに展開することをめざしており、海外経験も豊富で事業にも精通した東原氏の手腕に期待が寄せられています。

 

 

徳島大学同窓会連合会ニュースレター第12号
発行日: 平成26年5月29日
編集: 徳島大学同窓会連合会事務局
連絡先:

〒770-8501
徳島市新蔵町2丁目24番地
国立大学法人徳島大学総務部総務課
TEL 088-656-7006
FAX 088-656-7012

最終更新日:2011年11月30日

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