学長挨拶

同窓会の活動状況

渭水会  青藍会  栄友会  睦眉会  蔵歯会  薬友会  工業会

卒業生紹介(ニュースレター)

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学長挨拶

徳島大学長

河村 保彦

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 日頃は、徳島大学へのご関心、ご支援、ご助言等、誠にありがとうございます。今年は観測史上最も暑かった夏ということですが、皆さまのお住いの地域はいかがでしたでしょうか。
 さて、5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、4年ぶりに一般公開の大学祭を開催でき、ようやく本格的に学生たちの歓声、笑顔が帰ってきました。キャンパスは活気にあふれ、教職員一同、とてもうれしく思っております。
 前回のニュースレター出稿以降の徳島大学の主な動きをご報告します。
 G7広島サミットで生成AIの国際的なルールづくりが話題となりましたが、6月20日に「生成AIを利用するための基本方針」を発出いたしました。本学の構成員が適切に生成AIと向き合い、協働していくための基本的な考えを示すものです。
 8月1日に石井キャンパスにおいて、バイオイノベーション研究所ヴォルテックス棟の落成記念式典を挙行しました。企業が入居する実験ラボにはすでに本学発ベンチャーをはじめ、県内企業等の入居が決定し満室となっております。また、8月から、平成17年度からの入学生の方々が対象となりますが、卒業証明書等がコンビニエンスストアで取得することができるようになりました。
 11月3日に薬学部創立100周年記念式典を開催いたしました。来年2月には医学部創立80周年記念事業、続いて10月には総合科学部創立150周年記念事業が計画されております。同窓会の皆さまには多大なお力添えをいただき、厚く御礼申し上げます。
 結びとしまして、徳島大学は未来社会を照らす高潔な人格、地球規模の課題に立ち向かう斬新な発想と力強さ、この両方を身につけるための教育研究の場を提供してまいります。徳島大学びざん会の皆さまにおかれましては、今後もご支援ご鞭撻、忌憚のないご助言をいただければ幸いです。皆さまのご健勝とご多幸、ご活躍を祈念しましてご挨拶とさせていただきます。

同窓会の活動状況

渭水会(総合科学部同窓会)

会長 石井 博(いしい ひろし)

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 渭水会では本年度も、会員相互の連携を図る「助成事業」(渭水会会員を主とする研究会?講習会?その他有意義な催し物への経費の一部補助で、昨年度は、阿波の国子ども歌舞伎?感動を広げよう?や、徳島県退職女性教職員の会学習会、東南光先生遺作展など)と、総合科学部への支援活動の一環で、学業成績優秀で研究活動および学生としての活動全般について模範となる優れた学生を表彰する「渭水会会長賞」を二本柱として取り組んでおります。
 また、新たな試みとして、渭水会人財バンクの創設を準備中です。各業界で活躍する渭水会会員のデータを集積した人財の一覧等を作成し、学部のキャリアプラン入門の講師などに推薦したり、渭水会会員の各種研修会の講師派遣等も検討中です。リスト作成にあたっては、会報や徳島大学びざん会ニュースレターなどを参考にします。
 さて、徳島大学総合科学部は、2024年に徳島師範期成学校創設より150周年を迎えます。この節目の時期に、記念事業を実施すべく準備を進めているところです。
  渭水会独自の特別事業として、150周年の節目にモニュメントを制作して、学部への寄贈を計画しています。制作は総合科学部卒業生の彫刻家?武田亜希子さんに依頼し、2024年秋予定の記念式典にてお披露目をします。設置場所等については、今後、学部と相談していきます。
 また、渭水会オリジナルの記念グッズも制作しています。第一弾は三枚セットのクリアファイルで、200部制作して既にほぼ完売し、第二弾として、トートバッグ、プチハンカチなどを検討中です。
 記念式典等の実施時期は、2024年10月19日。式典の内容は、ビデオメッセージ、学部の歴史と現状紹介(映像)、祝賀会などを考えています。
 事業内容につきましては、記念事業委員会や実行委員会で検討中ですが、記念式典や祝賀会の他、記念講演会、ホームカミングデー、150周年記念誌(Web版)の発行、パネル展示などを実施予定です。
 今後も総合科学部の同窓会組織として、創立150周年記念事業の実施に向け、しっかりと取り組んで参りたいと考えております。

 

青藍会(医学部医学科同窓会)

会長 荒瀬 誠治(あらせ せいじ)

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 コロナ感染の脅威は一応、取り払われたようです。現場では患者数が減ったとの実感は未だ?ですが、社会全体の抑制生活か?終わったことは確かで、ほぼ全ての活動が昔に戻りました。昨年まで、中止もしくはリモート行われていた青藍会の活動?行事も元に戻りつつあり、各地の支部でも活発に独自の動きができるようになってきました。青藍会活動を介して、仲間意識を強固にし、またお互いが楽しみ合える状況になってきました。
 また、同窓会の大切な役目の一つである「学生への支援活動」も思い切りできるようになりました。抑制と規制の高校3年間を過ごしてきた今年の新入学生には、楽しくタ?イナミックて?密度濃い仲間との日常、知的好奇心を満たす勉強は楽しいとの思いか?持てる学生生活を送って欲しいものて?す。そのために母校?母学部か?取り組んて?いる学問環境?体系の改革等に青藍会も寄与したいものて?す。

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 さて、本年より医学科学生も青藍会の正会員となります。学生時代より青藍会活動に密度濃く能動的に参加してもらい、青藍会の存続意義を肌で感じ、ひいては卒業後にactive な会員となってほしいとの思いがあります。母校愛の芽(?)を早くから育てたいとの思いもあります。学生ですので金銭的な負担をかけるつもりはありません。青藍会活動に密に参加し、学生の持つ学問現場の声を私達に伝えていただき、青藍会でなければできない母校への貢献=学生への支援等に生かしたいものです。

 

栄友会(医学部栄養学科?医科栄養学科同窓会)

会長 津田 とみ(つだ とみ)

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 今年は栄養学科60周年です。医学部は80周年です。それらを記念して現在、記念行事、記念式典、80年史刊行など粛々と準備を進めているところです。その“医学部80周年/栄養学科60周年記念行事”の中で、私たちの学科と栄友会との足跡を刻むことができますことを嬉しく感じています。
 普段の活動状況ですがコロナ禍(COVID-19)が落ち着きを見せていることから、ほぼ以前の例年通りの活動を取り戻しています。5月に会報の発行、7月には栄友会総会を対面で開催しました。総会には支部からの役員も出席し、総会に続いての学術講演会と意見交換会も大勢の若い会員が集まりました。今回の講演会講師は、長年大手の食品関連企業で御研究を経験され、今春から大学教授になられた増田泰伸徳島文理大学教授(19期)にお願いしました。講演を拝聴した院生や学生からの反響も大きく、将来のキャリアーを考えている彼ら彼女らにとって貴重な機会になったようで嬉しく思います。増田博士には栄友会賞を授与いたしました。
 栄友会の会員数は現在約3,200余名で、学部生も院生も入学と同時に入会し、先輩後輩の絆は栄養学連の阿波踊り等の活動で深まります。栄友会は、本部の他に東日本支部、関西支部、九州?山口県支部があって、ネットワークを巡らしています。本部も各支部も、毎年の総会には必ず学術講演会を開催し、学術的な交流を深めています。これは栄養学分野の新しい動向や普段知りえないことを卒業後も学べる「栄養学研究会」となっています。東日本支部は年2回、6月と12月に「栄養学研究会」の開催を継続し今年12月で第100回を迎えます。栄友会東日本支部では100回記念事業委員会を立ち上げ今年6月がプレ大会、12月が記念大会、来年2024年6月をポスト大会として機運が盛り上がっています。総会と学術講演会の後は、コロナ禍では控えておりましたがもちろん情報交換会も開催しています。
 幾つかの節目を経て、医科栄養学科?栄養学科では我が国の栄養学の黎明期から多くの人材を輩出した結果、一期生から現在まで大学教授に就任した者は約150人に上ります。
 会員の活躍の例として、9月の第70回日本栄養改善学会が名古屋国際会議場に於いて盛大に開催されましたが、塚原丘美名古屋学芸大学教授(26期)がその学術総会長を務めました。10月21(土)~22日(日)の第56回日本栄養?食糧学会中国?四国支部大会(大会長阪上浩教授)では大学院より栄友会メンバーになった堤理恵博士(大院34期、代謝栄養学分野)の特別講演がありました。そしてこの学会での市民公開講座では、栄友会特別会員の二川健教授によります「宇宙栄養学から学ぶもの」と題した特別講演も開催されました。会場は蔵本キャンパス藤井節郎記念医科学センターです。また、10月29日(日)大塚講堂での徳島県民がんフォーラムでは徳島大学病院栄養部副部長である31期生の鈴木佳子博士が、「がん治療中の健康をささえる栄養サポート」と題した講演がありました。
 国内のみならず、海外に目を向けますと例えばベトナムで在ベトナム日本大使館の一等書記官として日越の保健医療協力に関する仕事を担っているのは、43期生の佐々木祥平博士です。ハノイ医科大学や研究機関と徳島大学との学術交流にも携わっていると伺っています。また、ハノイ医科大学での栄養学の学科創設には栄友会メンバーを含む日本の栄養学者や関係者?機関が大きく貢献しています。

 さて、今期も学会で表彰されました若手教員と大学院生の披露をさせていただきます。

 ●本学の若手教員並びに県外大学教員の表彰
  ?第77回日本栄養?食糧学会大会
    新老虎机平台5年度日本栄養?食糧学会 トピックス賞
    予防環境栄養学分野 講師 馬渡 一諭(33期)
  ?日本宇宙生物科学会第37回大会 奨励賞 
    生体栄養学分野 講師 内田 貴之(46期)
  ?第9回日本筋学会学術集会 若手研究奨励賞(YIA)優秀賞 
    代謝栄養学分野 助教 和泉 優奈(51期) 
 
 ●大学院生の各種受賞
  ?第77回日本栄養?食糧学会大会
    新老虎机平台5年度日本栄養?食糧学会 学生優秀発表賞 
    奥村 陽介 博士後期課程3年(52期) 
  ?第9回日本筋学会学術集会 Student Award優秀賞 
    長谷川 優花 博士前期課程2年(55期)

 還暦を迎えました医科栄養学科?栄養学科と同時に誕生した同窓会ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

睦眉会(医学部保健学科同窓会)

会長 久米 博子(くめ ひろこ)

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 最近話題のサステナブルですが、その背景には、地球温暖化という大きな問題があります。
これまでの資源を消費することに偏った経済や社会のあり方を改め、より環境にやさしい未来を目指していこうとする考えが基礎になっています。私も、ささやかですが毎日の買い物にエコバックを持ち歩いたり、使っていない部屋の照明を消して節電に取り組んだり、ゴミを適切に分別し資源の再利用に貢献することや、リユースショップを活用してみたり、身近な「サステナブル」を楽しみながら取り組んでいきたいと思っています。
 睦眉会は、徳島大学医学部保健学科、同大学院保健科学研究科、ならびに前身校を含めた同窓会です。平成8年に発足し、会の目的は、会員相互の親睦及び母校の発展を図り、保健医療の向上に寄与することです。会員には、卒後、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、助産師、保健師等の免許を取得し活躍する正会員、学生は準会員、教職員等の特別会員で構成されており、新老虎机平台5年4月現在の正会員数は、7,755名となっております。
 昨年度の同窓会の活動は、会議や総会もWebで実施してきました。基本はパソコンの画面越し、対面できたとしても、頻度も時間も最小限にして目以外の表情が見えず、非言語の情報を受け取ることも、伝えることも難しい状況でした。社会的距離を取ることは私たちに、誰かと一緒にいることがいかに重要であり、互いにふれあうことがどれほどすてきなことかを再認識させてくれました。
 今年度の総会は、ハイブリッドでの開催となりました。会長を拝命してから初めての参集による会議で、役員の皆さんの表情を確認しながらの会を持つことができ、対面することのすばらしさを実感しました。
 結びとして、みなさまのご健康とますますのご活躍をお祈りいたしますと同時に、同窓会の運営につきまして、今後、更なる睦眉会の発展のために、引き続きご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



蔵歯会(歯学部同窓会)

会長 笠原 信治(かさはら しんじ)

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 蔵歯会は歯学科41期、口腔保健学科13期の卒業生総数2,315名となっています。コロナ禍には、2ヶ月毎の理事会と、年3回の支部長会議をオンラインで開催するようにして、スムーズな運営ができるようになりました。また本年3月には、4年ぶりに学術講演会をハイブリッド開催?オンデマンド放映して、活躍している卒業生の業績を、時間や距離に関係なく全国の会員に届けることができました。これらは良かった点として、今後も継続したいと思っています。また、会員交流サイトの蔵歯会ネットも順調に稼働して、同窓会の活動報告や支部間の交流などが遅滞なく情報提供できるようになりました。歯学科5、6年生、口腔保健学科3、4年生もアクセスできるようにしたので、進路相談や各地域の情報提供など学生とのコミュニケ―ションに有効活用できることを期待しています。
 一方で会員間の懇親会や学生との交流会などを対面開催できなかったことは誠に残念でしたが、来春の評議員会後には、学生と会員との交流会を再開させるように計画しています。近年は入学生の約半数が女性となっており、卒後研修制度の関係で若い卒業生の進路を把握する事も困難になっています。全国の支部と連携をとりながら女性や若い卒業生の同窓会への理解を深めて行きたいと考えています。

蔵歯会ホームページ  https://www.tokudai-d.net/



薬友会(薬学部同窓会)

会長 水口 和生(みなくち かずお)

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 朝夕めっきり涼しくなり秋を感じる今日この頃ですが、薬友会会員の皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
 さて、去る11月3日、徳島大学薬学部創立100周年記念事業が執り行われました。
 キャッチフレーズは「志あるインタラクティブYAKUGAKUJINの輩出を重ねて 徳島大学薬学部、次の100年へ」です。
  当日行われました事業をご紹介いたします。
 1. ホームカミングデイ
           時 間:午前10時からと11時からの2回実施
           場 所:徳島大学薬学部 長井資料室、模擬薬局 他
           内 容:薬学部施設の見学、懇談等。
 2. 記念式典 
           時 間:午後2時00分~2時30分
           場 所:長井記念ホール
      内 容:学長、土屋学部長式辞 他
 3. 「薬学部100年の歩み」上映
 4. 記念講演会
           時 間:午後3時00分~4時00分
           テーマ:「薬学の原点と未来への展望」
           講 師: 日本薬学会会頭 岩渕 好治 先生
          (東北大学大学院薬学研究科 分子薬科学専攻 合成制御化学分野)
 5. 祝賀会 
             時 間:午後6時00分~9時00分 
             場 所:阿波観光ホテル
            
 以上ですが、その他に100周年記念誌も印刷に入っています。記念寄付金は今も受け付けています。母校の発展のために皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
 最後に、先日(10月12日)新老虎机平台5年度びざん会(徳島大学全同窓会の集まり)が対面で開催されました。学長はじめ役員の方々、学部長、名誉教授、卒業生などが集い、各学部?学科の現状?同窓会の現状などを紹介した後、学長の乾杯により約2時間懇談を持ちました。久しぶりに懐かしい気持ちに浸りました。



工業会(工学部?理工学部?生物資源産業学部同窓会)

理事長  林 宏二郎(はやし こうじろう)

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 同窓会の皆様方におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。「工業会の活動状況」についてご報告させて頂きます。本年5月14日、我々工業会の母体であります徳島大学工学部の「創立100周年記念式典」及び「祝賀会」がホテルクレメント徳島にて盛大に開催されました。 
 工業会の関係者も本部及び全国18支部から多数ご招待を頂き、皆様とともに母校の記念すべき100周年をお祝させて頂きました。また、工業会も工学部創立100周年記念事業を支援するため、全国の会員の皆様方に「100周年記念事業基金」へのご寄附をお願いして参りました。この支援活動はコロナ禍騒動と重なり制限が掛かりましたが、数多くの会員の皆様方から暖かいご支援を頂きました。さて、徳島大学工業会も新老虎机平台5年(2023年)12月に設立90周年を迎えます。昭和8年(1933年)徳島高等工業学校の同窓会組織として「徳島工業会」が設立されました。そして、昭和26年(1951年)の徳島大学工学部の設置時に「徳島工業会」から「徳島大学工業会」と改称され、現在に至っております。その間、長い歴史の中で49,000名余の卒業生を輩出し、皆様方から工業会に対して暖かいご支援ご協力を頂きながら、活動いたして参りました。現在、会員数は30,000余名を誇っております。今後も、会員の皆様方とともに「2033年の工業会創立100周年記念」に向かって頑張って参りたいたいと考えております。引き続き皆様方のご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

活躍する卒業生の紹介

渭水会(総合科学部同窓会)

新居 誠司(にい せいじ)

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【現職】
 徳島県合唱連盟理事長
 全日本合唱連盟四国支部長
 全日本合唱連盟常務理事
 県立高校教諭

【略歴】
 昭和57年3月 徳島大学教育学部中学校教員養成課程音楽研究室 卒業
 昭和57年4月 県立養護学校板野分校(現 板野支援学校)助教諭
 昭和58年4月 県立高校及び特別支援学校教諭として勤務 
 新老虎机平台2年3月   退職。現在も再任用教諭として徳島県立名西高校に勤務。

 新居氏は、昭和57年に徳島大学教育学部中学校教員養成課程を卒業後、教職に就かれました。ひのみね養護学校(現 ひのみね支援学校)を皮切りに、徳島商業高等学校、徳島北高等学校、鳴門高等学校、名西高等学校に歴任し、音楽教諭として、また吹奏楽や合唱の部活動の指導に熱心に取り組んでこられました。徳島商業高等学校では、吹奏楽部の顧問として2年目から毎年徳島県代表として吹奏楽コンクール四国大会に出場。平成5年の東四国国体式典におけるマーチングバンド指揮者も務められました。徳島北高等学校へは開校と同時に赴任され、吹奏楽部と合唱部を創部し、育成に尽力されました。名西高等学校では合唱部顧問として毎年全日本合唱コンクールやNHK学校音楽コンクールで四国大会に出場。平成30年には全日本合唱コンクールで全国大会にも出場されました。
 平成20年に徳島県合唱連盟理事長及び四国支部長に就任され、県内外においてコンクールや講習会等の審査員?講師を務められています。また、全日本合唱連盟では、財務委員長として連盟の財政改革にあたっておられます。
 美しく豊かな響きのバリトンで、発声指導や、和声を大切にした合唱指導には定評があります。平成28年?30年に開催された「世界に広がれ!とくしま“歓喜の歌”プロジェクト」では歌唱指導のチーフとして尽力され、2,000人による第九演奏会を成功に導かれました。Serenitatis Ensemble、コーロ?ディ?マルツォの指揮者としても活動していらっしゃいます。


 

青藍会(医学部医学科同窓会)

志馬 伸朗(しめ のぶあき)

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【現職】
 広島大学大学院 医系科学研究科 救急集中治療医学 教授
 広島大学医学部 医学科長
 広島大学病院  副病院長 
         高度救命救急センター長、集中治療部長、ハイケアユニット長、危機医療センター長

【略歴】
 医学部医学科 昭和63年卒業
  
【専門分野】
 救急集中治療医学
 
 昭和38年京都府生まれ。昭和63年に徳島大学医学部を卒業後、京都府立医科大学麻酔科学教室に入局。その後集中治療、特に我が国で整備途上であった小児集中治療の臨床、学術領域及びシステム基盤整備に尽力されました。2012年よりNHO京都医療センター救命救急センター、2015年より現職に奉職し、救急医学をベースとした集中治療医学の確立に貢献されています。特に、呼吸不全/人工呼吸、感染症の双方を主な専門領域とする希少な医師として、2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行に際しては、その背景を活かし活躍し、人工呼吸器やECMOなどを活用とした最重症患者の診療を数多く行うほか、危機的感染症時における日本の集中治療体制の重要性について学術団体を超えて発信されました。我が国の集中治療保険診療体制、集中治療室のあり方、新型コロナウイルス感染症の流行を受けた強靱化提案などの情報発信、体制構築に尽力しておられます。日本版敗血症診療ガイドラインはじめ、17の診療ガイドライン作成に参画され、J of Intensive Care、 Pediatric Critical Care Medicineなど国内外雑誌編集を多数手がけるほか、小児集中治療、人工呼吸、感染症を中心とした著書が多数あります。日本呼吸療法医学会副理事長。日本集中治療医学会副理事長。第50回日本集中治療医学会学術集会会長。

栄友会(医学部栄養学科?医科栄養学科同窓会)

奥 恒行(おく つねゆき)

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【現職】
 十文字学園女子大学、人間生活学部、客員教授
 長崎県立大学名誉教授

【学歴】
 昭和43年3月 徳島大学医学部栄養学科 卒業 (1期生)
 昭和45年3月 東京大学大学院医学研究科保健学専攻博士前期課程 修了
 昭和48年3月 東京大学大学院医学研究科保健学専攻博士後期課程 修了(保健学博士)
 
【職歴】
 昭和48年4月 東京大学医学部 助手
 昭和53年4月 東京大学医学部 講師
 平成11年4月 県立長崎シーボルト大学看護栄養学部 教授
 平成20年4月 長崎県立大学看護栄養学部 教授
 平成25年4月 十文字学園女子大学人間生活学部 客員教授

【受賞】
 昭和46年 日本栄養?食糧学会 奨励賞
 昭和46年 日本栄養?食糧学会 功労賞
 昭和63年 日本栄養改善学会 学会賞
 平成19年 日本栄養?食糧学会 学会賞

 奥氏(1期生)は、難消化性多糖類/食物繊維などルミナコイド類研究の第一人者で、栄養学分野の二大学会である日本栄養?食糧学会の学術大会会頭(第63回/平成21年)と日本栄養改善学会学術総会会長(第54回/平成19年)の両方を務められました。栄養学の重鎮であってもこの両方の大会長となった記録は奥氏の他にはありません。そして定年の年齢を超えられた今も研究を継続されておられます。今回は学科創設60周年の記念として、60年前に入学した誇れる大先輩に御登場を願うことにしました。
 奥氏は、徳島大学に入学される前に国立大島商船学校を卒業し外国航路の貨物船の機関士として勤務されていたという珍しい経歴をお持ちです。当時、ソ連が人工衛星を打ち上げて宇宙食などが話題になっていたこともあり、そのような研究もすることを期待して大学進学を志して国立大学で初の栄養学専門の学科が創設された徳島大学医学部栄養学科の第1期生として昭和39年に入学されました。学部卒業後は、東大紛争の真っ只中の東京大学大学院医学研究科保健学専攻の大学院博士前期?後期課程を修了して保健学博士の学位を取得されました。その後、昭和48年に保健栄養学教室(細谷憲政教授)の助手として着任され、昭和53年には講師に昇任されました。その後、平成11年には県立長崎シーボルト大学看護栄養学部栄養学科教授として着任され、平成25年からは現職の十文字学園女子大学の客員教授に就任されています。
 在学中の思い出をお尋ねいたしましたところ、次のようなご寄稿を寄せていただきました。
 「栄養学科の大学院修士課程が私たち1期生の卒業時に設置されていなかったため、仲間と共に大学院設置のために奮闘したことです。私を含む数名の栄養学科在学生が大学院進学を希望していましたが、大学医学部からは大学院設置に関する説明はなく、学生から追及されて初めて1期生が卒業する年には大学院修士課程を設置できないことが報告されました。設置できない理由の説明がなかったので、私たち学生はカンパしたお金で数名を上京させて大学院設置委員の先生方を訪問して情報を集めました。その後、医学部教授会と団体交渉をしましたので、教授会と団体交渉をしたのは東大紛争よりも徳島大学医学部の方が早かったと思っています。
 もう一つは、阿波踊りの栄養学連の創設です。私は福岡県出身で、阿波踊りは徳島に行って初めて見ました。1年生の時は見学のみでしたが、医学科や薬学部や工学部の学生は連を作って阿波踊りに参加していたので徳島出身の栄養学科学生は踊りたかったようです。そのため、阿波踊り終了後に、来年は栄養学科も連を作って踊りに参加しようということになりました。私は回り道した分、歳を重ねていたのでクラスのお世話をいろいろとやりました。まず、大太鼓、小太鼓、三味線、鐘などを揃えるのに経費が掛かりますので、私は踊りの連を作るための助成を医学部学友会に交渉してある程度のお金を出してもらいました。栄養学連の旗や学科独自の浴衣づくりなどをして準備をする傍ら、鳴り物などの練習もしました。そして、阿波踊りの本番前には県外出身者も入れて栄養学科棟の屋上で踊りの練習をするなど、学科の先輩がいないので模索の日々でしたが、現在も続く栄養学連の創設に関われたことは私の誇りです。」
 その栄養学連を今に引継いで今年も踊りました、とお伝えできるのは、後輩の誇りでもあります。
 最後に、在学生や後輩へ向けて『学部学生の時、基礎学力を十分に身に付けていなかったために、大学院へ進学して苦労をしました。勉強を基礎からやり直しました。目的をもって日々学習や部活動に取り組むことが大切のように思います。私は怖がらずにいろいろなことへチャレンジしたのがよかったのではないかと思っていますので、皆さんも失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジしてください。』との応援メッセージをいただきました。

 

睦眉会(医学部保健学科同窓会)

速水 淳(はやみ じゅん)

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【現職】
 徳島赤十字病院検査部 技師長
 一般社団法人徳島県臨床検査技師会 副会長

【略歴】
 平成4年3月   徳島大学医療技術短期大学部衛生技術学科 卒業
 平成4年4月   小松島赤十字病院検査部 勤務
 平成28年4月    徳島赤十字病院検査部 技師長
 現在に至る
 
 平成4年に徳島大学医療技術短期大学部衛生技術学科を卒業された後、同年4月に小松島赤十字病院(平成13年4月徳島赤十字病院に改称)検査部に就職されました。入職後各部門をローテーションで回り、心エコー検査?血管エコー検査に携わるようになりました。また、検査システムの構築や病院オーダリングシステム?電子カルテシステムの検査部門の立ち上げ時には、中心的役割を担われました。
 新老虎机平台2年年明けからの新型コロナウイルス感染症が流行してからは、院内での検査体制の構築や流行時の検査試薬の確保等に苦労されたそうですが、部内職員の柔軟な対応により、大きな問題はなく現在までコロナ検査を実施できているとのことです。
 徳島県臨床検査技師会では、平成30年度より副会長を務められており、新老虎机平台4年からは徳島県での「タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会」の実技講習の実務委員責任者として講習会を開催され、徳島県の臨床検査技師の質向上?技術の充実等に大変貢献されております。

 

蔵歯会(歯学部同窓会)

岡本 知美(おかもと ともみ)

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【現職】
 徳島大学病院医療技術部 歯科衛生士主任

【略歴】
 平成23年3月 徳島大学歯学部口腔保健学科 卒業
 平成23年4月 徳島大学病院 入職
 現在に至る

 岡本知美氏は徳島大学歯学部口腔保健学科を卒業後、徳島大学病院に入職され、現在では主任歯科衛生士として勤務されています。主に周術期口腔機能管理に携わり、専門的口腔ケアや指導を行っています。カンファレンス参加やラウンドに同行する際に医科スタッフとの情報共有を行う機会も多くあり、歯科の専門的な知識だけでなく様々な疾患や全身管理など幅広い知識が求められるため、まだまだ学ぶべきことが沢山ある...と話されます。
岡本知美氏の今後のますますのご活躍を祈念いたします。

 

薬友会(薬学部同窓会)

薬師寺 文華(やくしじ ふみか)

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【現職】
 北海道大学大学院薬学研究院 創薬科学研究教育センター 有機合成医薬学部門 准教授

【略歴】
 平成16年3月 徳島大学薬学部製薬化学科 卒業
 平成18年3月 徳島大学大学院薬科学教育部創薬科学専攻博士前期課程 修了
 平成19年9月 仏国ルーアン大学IRCOF短期留学(Jacques Maddaluno 博士主宰研究室)
 平成21年3月 徳島大学大学院薬科学教育部創薬科学専攻博士後期課程 修了
          (薬学博士)(指導教官:宍戸宏造教授)

【職歴】
 平成19年4月 日本学術振興会 特別研究員
 平成21年4月 東京薬科大学薬学部薬品化学教室 助教
 平成25年5月 米国Broad Institute of Harvard and MIT?ハーバード大学留学
          (Stuart L. Schreiber 教授主宰研究室)
 平成28年4月 北海道大学大学院薬学研究院 創薬科学研究教育センター
          有機合成医薬学部門 講師
 新老虎机平台3年9月   北海道大学大学院薬学研究院 創薬科学研究教育センター
             有機合成医薬学部門 准教授

 薬師寺文華氏は2004年に薬学部を卒業後、大学院に進学されました。大学院時代は天然物合成を行う宍戸宏造教授のラボに所属し、時に厳しく、時に優しい指導を受け、また博士課程在学中に3ヵ月間フランスに研究留学をされ、現在もフランス在住の先生方と交流が続いている様子から、その留学経験がどれほど有意義だったかを窺うことができます。
 現在は学生時代に培った有機化学の理論や実験手法を活かし、ケミカルエピジェネティクスについての研究を精力的に進めておられます。
 学部生のころは薬学部硬式テニス部に所属し、仲間と共に朝練やナイター練、日曜日の練習に励んだことが良い思い出になっていると言うことでした。そして現役生へのメッセージをいただきました。「卒業からかなりの時間が経過しましたが、大学での経験や学びは今でも多くの場面で活かされています。人生の岐路で悩むことはあると思いますが、チャンスが来たときにつかむことができるように、日々前向きに準備を進めておくことをお勧めします。」
薬友会より、薬師寺文華氏の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

 

工業会(工学部?理工学部?生物資源産業学部同窓会)

長谷川 晋一(はせがわ しんいち)

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【現職】
  青木油脂工業株式会社東京支店長?部長

【略歴】
 平成10年3月      徳島大学工学部生物工学科 卒業
 平成12年3月      徳島大学大学院工学研究科博士前期課程 生物工学専攻 修了
 平成12年4月      青木油脂工業株式会社研究開発部
 平成20年10月    青木油脂工業株式会社大阪営業開発部(西日本エリア担当)
 平成25年4月      青木油脂工業株式会社大阪営業開発部 係長
 平成26年10月    青木油脂工業株式会社大阪営業開発部 課長
 新老虎机平台元年10月    青木油脂工業株式会社大阪営業開発部 部長
 新老虎机平台4年8月        青木油脂工業株式会社東京支店東京営業開発部 部長(東日本エリア担当)
 新老虎机平台5年2月        青木油脂工業株式会社東京支店長 兼 部長
 現在に至る

 長谷川晋一氏は生物工学科第7期生で、学部4年と修士課程では、昨年4月に残念ながら不慮の事故で亡くなられた辻明彦先生の下で研究されました。大学院修了後は青木油脂株式会社に入社され、まず研究開発部にて非イオン界面活性剤の新規製品開発等に従事されました。営業開発部へ異動後は、研究開発部時代に学んだ界面活性剤の技術をベースに、顧客への製品提案や新規製品開発?合成のお手伝いに従事されています。その分野は金属加工、繊維工程/製紙工程薬剤、化粧品添加剤、生活雑貨添加剤等、幅広く、特に化粧品分野に使用される製品の販売推進開発プロジェクトの取りまとめに従事されました。現在もユーザーとの共同開発が多く、守秘義務上、詳細は明かせないとのことですが、多くの有名メーカーの製品開発に携わっておられます。会社には本学卒業生が多数在籍しているそうで、今後益々のご活躍と共に更なる本学学生支援?採用にも期待したいです。

学長挨拶

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最終更新日:2023年11月14日

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