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研究概要

私たちの研究によって、微弱な電流が細胞の機能を変化させることで、核酸医薬のような外来物質の細胞内取り込みを誘導したり、組織細胞の隙間を広げることを発見しました。この発見は、世界で初めてのものであり、この発見は新しい薬物送達システム(DDS)の開発に繋がると考えて、さらなる研究に取り組んでいます。
このように外部刺激に応答する細胞は脂質膜によって覆われていますが、細胞内外で生じる活性酸素によって攻撃される危険性があります。そのため活性酸素を消去できる抗酸化物質は、疾患予防や美容のために重要な役割を担っています。

また、ビタミンEとして知られるα-Tocopherolは、抗酸化物質として有名ですが、私たちはそのコハク酸エステル体(α-Tocopheryl succinate: TS)が様々な生物活性を持つ点に着目して研究を行っています。最近、このTSが脂肪蓄積抑制作用を有していることを発見しました。しかし、TSはアポトーシス(細胞死)を誘導する作用も持っているため、脂肪蓄積抑制作用を残しながら、アポトーシス誘導作用のない新しいビタミンE誘導体の開発を目指して研究を行っています。また、准教授の山﨑先生を中心として、塩基改変U1 snRNAを用いたスプライス異常の修復に取り組んでいます。

  • 微弱電流による細胞生理の制御メカニズムの解明
  • ビタミンE誘導体を基盤とした安全な抗肥満薬の開発
  • 塩基改変U1 snRNAを用いたスプライス異常の修復

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実験風景

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研究室について

研究?教育に関する活動実績

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