新老虎机平台5年度徳島大学全学FD推進プログラム
                                     「ティーチング?ポートフォリオ作成ワークショップ」実施報告


■目的
 自身の日常的な教育活動について振り返り、具体的な取り組みから自身の教育に対する理念を明確にし、根拠資料(エビデンス)に基づいた教育業績に関する記録(ティーチング?ポートフォリオ)を作成する。ワークショップでは、参加教員(メンティー)にメンターが寄り添い、メンタリングや参加者同士の情報交換も行いながら、ティーチング?ポートフォリオを作成する。

■実施日時
 2023年9月6日(水)12:00~9月8日(金)16:00

■会場
 
教養教育6号館2階 201講義室?202講義室

■参加者
 3名(参加者の所属は、徳島大学2名、香川県立保健医療大学1名)

■メンター
 
吉田 博(高等教育研究センター教育改革推進部門)
 
■成果と課題
 今年度のティーチング?ポートフォリオ作成ワークショップ(以下、WS)は、徳島大学の教員2名、学外(SPOD加盟校)の教員1名の3名から参加希望があり、当初は定員を2名としていたが、ティーチング?ポートフォリオ(以下、TP)作成経験者が1名いたことから、3名を参加者として受け入れ、WSを実施した。
 今年度のWSでは、1日目の夜に情報交換会を実施し(昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け実施していない)、高等教育研究センター教育改革推進部門教員や学務部教育企画係の職員も情報交換に参加した。また、1日目の午後に実施する「ティーチング?ポートフォリオ?チャート(以下、TPチャート)」の作成の際に、TPチャートのみを作成する教員及び大学院生を対象としたワークショップ「TPチャート作成ワークショップ」等を同時開催したことで、TPチャート作成時には、教員3名、大学院生1名が加わった。さらに、TPの作成経験があるFD委員会委員長も情報交換会を含む一部のプログラムに参加することで、多様な参加者と情報共有が行われ、充実したWSとなった。
 
WS終了直後に実施した参加者アンケートでは、WSの満足度、TP作成の成果、運営スタッフに関するすべての設問で肯定的な回答が得られた。また、自由記述では、「改めて自分の根底にあるものを見つめることができ、すっきりとした気持ちでした。」、「色々と話をさせてもらって、話を深掘りしてもらって良かったです。」、「ぼんやりとしていた自身の教育理念を明確に捉えることができた。業務や大学教育に対する自身のモチベーションがどこにあるのか、改めて考えるきっかけになったと思う。」という意見からは、TPを作成することで参加者自身の教育理念を可視化し、今後の教育活動に対する動機づけにつながっていることが分かる。また、「関心の高い参加者同士の交流はとても楽しく、有意義でした。」、「共同で取り組む仲間がいることが心強かったです。違う分野の取組や理念をきけて、刺激をうけました。」という意見からは、WS全体を通して重要な点として位置づけている、参加者同士の情報交換や交流が有意義であったことが分かる。
 今回は将来的にWSのメンターを担当することになる高等教育研究センター教育改革推進部門教員の兼務教員がTPを作成したことで、今後はWSの定員を増加することができ、メンター同士のやり取りもできるようになり、さらに質の高いWSが提供できることが期待される。また、「TPチャート作成ワークショップ」の参加者アンケートにおいて「機会があればTPを作成したい」と2名の教員が回答していることから、「TPチャート作成ワークショップ」を同時に開催することも意義があると言える。

■運 営
 徳島大学FD委員会/高等教育研究センター教育改革推進部門 

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