徳島大学におけるラーニング?ポートフォリオ

 徳島大学においてラーニング?ポートフォリオ等を導入している授業とは,学生の主体的な学習を促進するという意図のもと計画し,授業内または授業外で,学生が以下の行為を行うように実施している授業を指します。

 授業のある単元が終了した後で,学生が学習(実験,実習,演習等)に関する省察を行い,その内容を記述し,他者と共有を行い,他者からのフィードバックを受けるシステムまたは教材等を使用している授業。

チェックのための注意点

  • ある単元が終了した後とは,1回の授業,またはある程度の内容のまとまり等が終了した後を指します。したがって,省察を行う範囲が1つのコース(セメスターまたはクォーター)全体を指すのではなく,コースの中で複数設定されていることを指します。ただし,合宿研修,集中講義の場合はすべてのプログラムが終了した後に1回のみ行うことを含めます。
  • 学習(実験,実習,演習等)に関する省察とは,学習行為や学習した内容等を振り返る行為を指します。
  • 省察した内容を記述するとは,あらかじめ指定されたフォーマットまたは自由記述形式で,文章,図や表,画像,映像などを用いて表現すること,または学習の過程で作成した作品などを蓄積することも含みます。例えば,記述する内容例として,「学習した内容(要点のまとめ)」,「新しく発見したこと」,「成果と課題」,「今後の自身の目標」などが当てはまります。
  • 内容を記述する媒体は,web上のシステム,電子ファイル,紙など特に指定はありません。
  • 他者と共有するとは,教員,TA,学生同士など,記述した本人以外の授業に関わる者であれば誰でも構いません。
  • 他者からのフィードバックとは,記述した内容を共有した者からコメント(同じ媒体に記述)または,口頭などで直接個人的にフィードバックを受けることを指します。教員が全体に向けて結果等をフィードバックする場合は当てはまりません。
  •  ラーニング?ポートフォリオ等を導入している授業とは,上記の①省察,②記述,③共有,④フィードバックのすべてが,何らかの形式で行われている授業を指します。1つでも行われていない場合は当てはまりません。