このたび、「第1回 授業参観?授業研究会」を実施しました。

授業参観
  日時: 新老虎机平台5年5月9日(火)11時00分~12時00分
    場所: 蔵本キャンパス 臨床講義棟 第2臨床講堂 
    授業実施教員: 大学院医歯薬研究部 血液?内分泌代謝内科学分野 原田 武志 先生
    対象学科?学年: 医学部医学科4年 約120名
    授業名: 血液疾患と免疫?ウイルス

授業研究会
 日時: 新老虎机平台5年5月9日(火)12時00分~13時00分
 場所: 蔵本キャンパス 外来診療棟5階 日亜ホール Green
 参加者:6名


授業参観では、対面で原田先生の授業を参観し、授業終了時に受講学生に対してアンケートを実施した。その後の授業研究会では、原田先生から授業の全体の目的や、当該回の目的?位置づけ等について解説をいただき、学生へのアンケート結果の確認を行いながら、参加教員を交えて自由討論を行った。
原田先生が今回実施した「血液疾患と免疫?ウイルス」は、医学科の4年次の学生に向けた「血液コース」の授業の一つである。「血液コース」の授業では、臨床実習に向け、血液内科で取り扱う疾患やその検査?治療法等についての知識を習得することを目指している。その中でも今回の授業では、血液内科診療の中で発症しうる感染症の種類、その発症メカニズム、免疫療法、ウイルス感染が引き起こす血液疾患の理解をテーマとしていた。原田先生からは、今回を含めた授業の目的として、「学生が臨床実習に円滑に移行できるよう、また医療現場において医師が患者のどのような点に注意して診療を行っているのかを知ってもらうため、血液内科学の観点から医学知識を習得し、整理すること」が提示された。
授業では、事前にmanabaで配布したスライドにもとづき講義を行った。そのため、多くの学生は持参したPCやタブレット端末からスライドを見ながら講義を受講していた。
授業研究会では、学生からのアンケート結果を振り返り、授業についての課題について議論を行った。
アンケート結果からとくに授業における課題として挙げられたのは、講義ばかりになってしまい単調になってしまうこと、講義で使用したスライドに内容が詰め込まれており要点が分かりにくいことについてであった。
これらの点について、原田先生と参加者を交えて、各自の実践や経験も踏まえつつ、改善に向けた議論や情報交換を行った。まず、授業の進め方については、臨床実習における具体例を織り交ぜることで学生の関心を引きつけることや、クイズや学生へ質問を投げかけ、学生に反応を返させるといった形で学生に自身で考える時間を与え、かつ学生と教員とのコミュニケーションを図るといった方法が提案された。
また、要点の整理については、スライドに強調表示を行う、要点をまとめたスライドを作成?提示する、参考書や参考資料への言及を行い、詳細はそちらで確認するよう指示することで授業内での内容を整理するとともに授業外学習を促すといった工夫が示された。同時に参考書の選定についても、1つの参考書に依存するのではなく、複数の資料を用いて最新の情報を補完すること等が提案された。



■当日の様子
 授業参観.jpg

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主催: 徳島大学 FD 委員会
共催: 徳島大学 医学部 FD 委員会

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